ウルトラマンシリーズ生誕45周年記念作品として今年12月23日の公開を予定している映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国』。この映画の製作発表会が8月8日にラゾーナ川崎プラザ(神奈川)で行われ、アベユーイチ監督とキャストの小柳友(こやなぎ・ゆう)、濱田龍臣(はまだ・たつおみ)、土屋太鳳(つちや・たお)とウルトラマンゼロらが登壇した。
まずは、お約束の怪獣対ヒーローのバトルからスタート。マスコミのほか、一般客も大勢駆けつけてのイベントのなか、暴れる怪獣を倒すためウルトラマンゼロが登場すると、ちびっ子たちは大喜びで「ゼロ〜!」という声をかけていた。
続いてアベ監督、キャストが登場。実は今回のキャストは注目度が高い。ウルトラマンゼロに変身する主人公「ラン」役を演じたのは、バブルガム・ブラザーズのブラザートムを父に持つ小柳。ランの弟の「ナオ」役には、NHK大河ドラマ『龍馬伝』で、幼少期の坂本龍馬を演じた濱田。さらに、惑星エスメラルダの「エメラナ姫」役に、同じく『龍馬伝』で幼少期の龍馬の姉・乙女を演じた土屋が扮しているのだ。
ヒーロー役を射止めた感想を聞かれた小柳は、「ウルトラマンが45周年ということで、その一員になれたことと、子どもたちの心に残れるウルトラマンになれたことを誇りに思う」とコメント。濱田は「大好きなウルトラマンの映画に出られることは嬉しい。決まったときは『ヤッター!』と思った」と喜びを隠せない様子。
土屋も「オーディションに受かったときは本当に嬉しかった。小さい頃はみなさんのようにウルトラマンのイベントに来ていたし、ちょっと前まではヒーローやヒロインを見る側だった。今回、ウルトラマンの物語から教えてもらったのは“信じれば夢は叶う”ということ。私が演じるエメラナ姫もみなさんに夢を与えることができるように心を込めて演じます」と話していた。
また土屋は、『龍馬伝』で共演した濱田との再共演について「顔合わせの直前に(濱田が)ナオ役を演じる聞いたときは、すごくビックリしたし嬉しかった。弟がいるんですけど、(濱田は)本当の弟って感じがして、待ち時間もよく遊んでもらってます」と話し、将棋やトランプで一緒に遊んでいると語っていた。
なお、本作にはウルトラマンとは違った新キャラが登場する。それが「鏡の騎士・ミラーナイト」と「炎の戦士・グレンファイヤー」だ。「あれ、どこかで見たような」と思う方もいるだろう。実は彼らは、ウルトラマンと同じ70年代に円谷プロで制作されていた特撮番組『ミラーマン』(71〜72年)と『ファイヤーマン』(73年)をベースにしたニューヒーローなのだ。この辺りの細かい演出は、幼い頃にテレビに釘付けとなっていたお父さん世代にも楽しめるポイントとなりそうだ。
『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国』は12月23日より全国公開される。
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