木村拓哉がド迫力アニメ『REDLINE』で心優しい純情野郎に!

原作・脚本・音響を担当した石井克人(左)と小池健監督(右)
原作・脚本・音響を担当した石井克人(左)と小池健監督(右)
原作・脚本・音響を担当した石井克人(左)と小池健監督(右)

製作期間7年、作画枚数10万枚、とことん手描きにこだわったアニメーション映画『REDLINE』のプレミア試写会が10月6日に新宿バルト9で開催され、ボイスキャストの木村拓哉、原作・脚本・音響を担当した石井克人、小池健監督が舞台挨拶を行った。

『REDLINE』作品紹介
[動画]『REDLINE』予告編

木村は映画をイメージした革ジャン姿で登場。女性客で満席の客席からは大きな歓声があがっていた。

映画は、宇宙最速を競うカーレースに参加する命知らずのレーサーたちの姿を描いたSF作品で、ウルトラ純情野郎の主人公JPの声を木村が担当。このJPについて石井は、当初から木村をイメージしていたと告白。木村は、2年ほど前、石井とCMの仕事をしたときに初めて本作の映像を見せてもらったと明かし「『スッゲー! 格好いいじゃん、何コレ!?』って言ったら、石井さんが『ありがとうございます。この役をやってもらっていいですか』って(笑)。石井さんが自分に何かを求めてくれるのがすごく嬉しかったので、ぜひやらせてくださいとお返事しました」と振り返った。

主人公の親友フリスビーの声を浅野忠信が、主人公が一途に思い続けるソノシーの声を蒼井優が担当。豪華なボイスキャストも話題のひとつだが、「蒼井優さんが本当に魅力的なパワーを吹き込んでくれて、もうヤバイです」と木村。アフレコは別々だったそうだが、「浅野さん、蒼井さん、お2人の魅力にひっぱられました」と、共演者の声に助けられたと語った。

そんな木村の声優ぶりについて小池監督は「すごくシビれました」と笑顔を浮かべ、「木村さんに演じていただいたことで、男っぽさや色っぽさが出て、優しさも表現されている」と満足げに語っていた。

作画枚数はなんと10万枚! 製作期間7年のうち4年は作画に費やしたそうで、木村は「無条件に尊敬します」と感嘆していた。だが小池監督によると、当初は4年もかけるつもりはなかったという。「全体を3年くらいでいけるかなと思った」と明かした監督だが、「社長さんが、時間を気にせず好きなようにやりなさいと言ってくれたので、それに甘えて7年もかかっちゃって」と照れ笑い。さすがに途中で「いい加減にしろよ、みたいな話もありました」と申し訳なさそうに話していた。

映画については、「画もさることながら音楽もすばらしく、ノッていただければ最後までいけると思います(笑)」と石井。小池監督は「アトラクションのような感じで体感していただければ」。木村は「これを(CGではなく)人間が作ったと知った上で見ていただけると、口あんぐり状態になると思います。圧倒されて帰っていただければ」とアピールしていた。

また、日米同時公開も決定したそうで、それを壇上で初めて聞いたという木村は「嬉しい限りです」と笑顔を浮かべていた。

『REDLINE』は10月9日より新宿バルト9ほかにて全国公開。初日には先着で映画のフィルムがプレゼントされるという。

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