途中で演じる役を入れ替えた! 林野健志、秋山真太郎らが初日舞台挨拶
2010年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でプレミア上映され、観客から絶賛された『乱暴者の世界』。この映画が10月9日に公開初日を迎え、シアターN渋谷で初日舞台挨拶が行われた。
登壇したのは、舞台「テニスの王子様」などで人気の林野健志と、i-phoneアプリでアクセス1位を誇るアイドルとして注目された黒澤ゆりか、EXILEの弟分である若手演劇チーム・劇団EXILE華組の秋山真太郎の3人のキャストと、メガホンを取った中田圭監督。
物語は、人の心を操る超能力者カミオによって婚約者のあゆみを奪われ、社会的に存在しない人間にされてしまった恵介が、自身の存在と愛する者のためにカミオに挑む姿を描いていくもの。
恵介役を演じた林野は、「脚本を読んだときはパラレルワールドというテーマがあり、その世界観が一体どんなものだろうかといろいろと調べた。自分が演じた恵介は、22〜23歳の頃に自分も葛藤した部分と共感するところが多く、自分の経験とその共感をどうやって役と結びつけるかを考えて演じた」と役作りについて語っていた。
あゆみ役を演じた黒澤は「脚本を読んだときに純粋にこの世界に引き込まれた。今回自分が演じた3人の人格がキーポイントで、1つひとつの人格をしっかりと考えないといけないと思った。何か感じられる作品になっていると思う」と作品をアピールしていた。
また、カミオ役を演じた秋山は「最初は恵介役だったが、脚本を読んでいくうちに、カミオ役の方が合うのではないかと思い、途中で林野さんと演じる役が入れ替わった」と裏話を披露。さらに物語にちなみ、「もし、自分の思い通りに世界を出来るとしたら、戦争とか政治的に入れない地域のカルチャーにいつでも簡単に触れられる世界にしたい」と抱負を語っていた。
『乱暴者の世界』はシアターN渋谷ほかにて全国順次公開だ。
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