西島秀俊は本性を隠している? イラン人巨匠監督が初対面で言った言葉

映画愛を語った西島秀俊
映画愛を語った西島秀俊
映画愛を語った西島秀俊
握手を交わすアミール・ナデリ監督(左)と西島秀俊(右)
第11回東京フィルメックス

11月20日から開催される第11回東京フィルメックスの関連イベント「フィルメックスが待ち遠しい!Part1」が11月10日に丸の内カフェで行われ、イランの巨匠アミール・ナデリ監督と俳優の西島秀俊が出席。映画への熱い思いなどを語った。

05年の同映画祭で出会い一緒に映画を作る約束をした2人。念願叶って、今年、ナデリ監督は初めて日本で映画『CUT(原題)』を撮影し、その主演を西島がつとめた。

イベントで出会いのエピソードについて聞かれた2人。ナデリは「フィルメックスで出会ってからは、映画を見ては2人で語り合った」とコメント。西島は「最初に合ったときに『本性を隠しているから見せろ』と言われた」と笑い、「『CUT』の撮影現場でも気持ちはひとつだったはず」と心が通じ合っていることを示唆していた。

今年は、日本映画の黄金期を牽引した巨匠の1人、渋谷実監督の作品が数多く上映されるが、西島は渋谷監督作品の俳優陣について言及。「特に笠智衆さんの演技が(小津監督作品と違って)腹を抱えて笑ってしまうところもあり、予想を超えるストーリー展開にも驚きます」と素晴らしさを口にした。

また、フィルメックスについて「毎回、『よくぞ、このセレクトを!』と感動する」と大絶賛。「今年もフィルメックスに(作品を)見に行きたいので、仕事は入れないでほしい」と願いを語っていた。

さらにフィルメックスについて西島は「自分自身は古い映画を見ることが多いが、フィルメックスに行くと映画には豊かな未来があることを知る。今後、自分が出演する作品がフィルメックスで上映されるように頑張りたい」とコメント。同映画祭で西島と出会ったナデリ監督は「様々な出会いもある。それがフィルメックス!」と話していた。

第11回東京フィルメックス(http://filmex.net/2010/)は11月20日〜28日に銀座、丸の内近辺にて開催される。また、西島とナデリ監督がコラボした『CUT』は2011年に全国公開される予定。西島の恋人役を常盤貴子が演じるほか、芦名星、笹野高史ら人気実力派俳優の出演も話題となっている。

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