才能あふれる歌姫、クリスティーナ・アギレラが映画初主演を果たしたミュージカル『バーレスク』。間もなく公開となるこの作品で、アギレラをはじめ、共演者のクリスティン・ベル、カム・ジガンデーとスティーヴン・アンティン監督が来日。12月6日にザ・ペニンシュラ東京で記者会見を行った。
[動画]『バーレスク』来日記者会見
『バーレスク』記者会見フォトギャラリー
3歳から6歳になるまで日本に住んでいたことがあるというアギレラ。今回は3年半ぶり7回目の来日だが、映画での来日はもちろん初。「日本には色々な想い出があります。また、いつもショッピングや観光など、楽しみが本当にたくさんあります」と日本についてコメント。また、「この作品の公開は12月18日ですが、私の誕生日でもあるので、それもとてもエキサイティング!」と嬉しそうに話していた。
ゴージャスなナイトクラブ、バーレスクを舞台に、ショーガールとしての才能を開花させていく主人公の姿を描いた本作。ステージに立った主人公が、ベル扮するライバルにアンプのコードを引っこ抜かれ意地悪されるシーンがあるが、「実は私にも同じような経験があるんです」とアギレラ。「子どもの頃、私の歌は口パクなんじゃないかと言う人がいて、マイクのプラグを抜かれたことがあります。だから(主人公の気持ちが)とてもよく分かりました」と役と自分とを重ね合わせていた。
オスカーとグラミー賞の受賞者でショウビズ界に君臨する女王シェールの出演も見どころのひとつ。偉大なるエンターテイナーと仕事をした感想について聞かれた監督は、「想像以上の素晴らしさ! みんなにインスピレーションを与えてくれ、素晴らしい環境を作り出してくれ、各シーンのレベルを引っ張り上げてくれる人」と大絶賛。アギレラも「私も、(女優としては)新人なので戸惑っていたのですが、シェールはとても温かい人で、毎朝、私をハグで迎えてくれました」とその素晴らしい人柄について語った。
クリスティン・ベルは、海外ドラマ『ヴェロニカ・マーズ』で女子高生探偵を演じブレイクした期待の星。今回は酒浸りの意地悪なダンサーを演じているが、その役柄について「私は“良い子”を演じることが多いのですが、今回はあまりにも違う役だったので、ちょっと躊躇しました。でも、道徳的に破綻している役を演じるのはとても興味深く、どうして彼女はそういう人なのか、ということを考えながら演じました」と振り返った。
一方、主人公と恋に落ちる男性を演じたカム・ジガンデーは、女性キャストの多い映画に出演した感想を聞かれ、「美しい女性の裏側を見ることができた」と回答。「例えば、クリスティーナ(・アギレラ)は普段はとても優雅な女性ですが、彼女が転んだりつまづいたりした瞬間など、アイコンの素顔を見ることができました。とても楽しく、大切な想い出です」と微笑んだ。
最後に“女優・アギレラ”についての感想を求められた監督は、「彼女は演技は初めてだったのですが、これほどまでにどんどん上達していく人を見たことがない。素晴らしいパフォーマンスで、(主人公の)アリに息吹を吹き込んでくれた」と大絶賛。さらに、褒めても褒めても褒めきれないといった様子で、延々とアギレラへの賛辞を口にしていた。
『バーレスク』は12月18日より丸の内ルーブルほかにて全国公開される。
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