2001年7月10日生まれ、アメリカ・オハイオ州出身。10歳のときに、ミュージカル「エビータ」でブロードウェイデビュー。その後『The House That Jack Built』(13年)で映画デビュー、『Growing Up Fisher』(14年)でテレビシリーズデビューを果たすなど、活躍の場をどんどんと広げている。現在は、女優だけでなく、歌手、ダンサー、シンガーソングライター、ウクレレ奏者としても高い評価を得ており、今後さらなる活躍が期待されているアメリカの新星。待機作の「Soldado」では、ベニチオ・デル・トロやジョシュ・ブローリンとの共演が決まっている。アメリカ人の父とペルー人の母を持ち、スペイン語も堪能。
この夏に見逃せない大作のひとつといえば、人気シリーズ最終章の幕開けとなる『トランスフォーマー/最後の騎士王』。本作では約16億円もの予算を追加してIMAX 3Dカメラを使用しており、最新技術を駆使した圧巻の映像は、新たな3D体験ができることでも大きな注目を集めている。
そんななか、今回のヒロインとして抜擢されたのは、女優としてだけでなく、歌手、ダンサー、ウクレレ奏者など、幅広い才能を発揮している新星イザベラ・モナー。そこで、先日16歳になったばかりのイザベラに将来のことや本作への思いを語ってもらった。
イザベラ:自宅で宿題を終えたときに、私のスタッフから電話があって、「すぐに荷造りをしなさい。アリゾナに行ってもらうから」っていきなり言われたの。「なんでアリゾナなの?」って聞いたら、「これから『トランスフォーマー』に参加することになったから」と言われて、しばらく叫んだりしながら家中を走り回って喜んだり、泣いたりしていたわ(笑)。ただ、騒いだあとに、「マーク・ウォールバーグと共演するためにはがんばらなくちゃいけないけど、できるかしら?」という感じで、少し緊張して、懐疑的にもなったりしていたわね。
イザベラ:私の父はちょっとうぬぼれ屋さんなところがあって、愉快でもあるんだけど、そういうところは父親似で、私が受け継いでいるところもかもしれないわ。だから、今回マイケル・ベイ監督にどんなにきついことを言われたとしても、父のようになんでも真に受けないようにしようと思っていたし、あとは母のように自我があまり強くないところも私にとっては有益だと思っているの。
その他には、例えばSNSでとてもポジティブなメッセージやフィードで追うようにもしているわ。だから、そういうものや友達が発信しているものを見て、自分の生活のなかに取り入れているとも言えるんじゃないかしら。
イザベラ:マイケル・ベイ監督の現場は、毎時間ごとに本当にいい経験になったわ。監督はセットのなかで純粋に喜びを感じていて、本当に自分が愛してやまないことを仕事にしている人なのよ。彼も若い頃から仕事を始めている人なので、若くして成功を手にした話についても教えてくれたの。そのときに、私には「子供でいなさい」と言っていたけれど、監督自身も今でもまだ子どものところがあると私は思ってるわ(笑)。
それから、監督は現場ではカメラを手に撮影しているだけでなく、爆発のシーンのあとには自らほうきを持って破片を掃いていたのよ! だから、本当にちゃんとすべて自分でやっていて、マイケル・ベイ監督というのは唯一無二の素晴らしい人だと思うわ。
イザベラ:その他で注目してもらいたいところは、シカゴでの格闘シーンで、私とジェロッドとマークが戦っているところかな。特に教会のところでは監督から、「ちょっと上向いて、てっぺんのところを見て」と言われて、教会で上を向いたシーンがあるんだけど、なぜかそこがとても気に入っているの。だから、みなさんにもぜひそのシーンに注目してもらいたいと思ってるわ。
イザベラ:いまは自分がやっていることをとにかくやり続けたいという風に思っているし、とにかくすべてを楽しんでいるの。だから、いまは仕事が仕事と感じないくらいなのよ。あと、目標という意味では、学位が欲しいわね。どこかの大学で学んで学位を取得できれば、それは1つの達成になると思うから。その他には、オスカー賞もいいわね(笑)。何か目標を達成できれば、夢を見続けて次の目標へと行くことができるから、つねに夢を追い求めていきたいと思ってるのよ。
イザベラ:やっぱり勉強にもちゃんと時間を費やすということよ。特に自分が追及したい分野においてはね。個人的には仕事にも役立つような心理学とかそういうものをこれから学んでみたいと思っているところよ。
イザベラ:日本のみなさん、『トランスフォーマー』のシリーズを長年応援してくれてありがとうございます! 本作は絶対にみなさんをがっかりさせない素晴らしい映画となっているので、すぐに劇場で楽しんでくださいね。
(text:志村昌美/photo:小川拓洋)
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