人気マンガ家の西原理恵子が、アルコール依存症で破天荒な戦場カメラマンの夫カモシダ(鴨志田穣)と2人の幼い子どもたちと過ごす日々を描いたマンガを映画化した『毎日かあさん』。この作品が2月5日より公開となり、夫婦役を演じた小泉今日子と永瀬正敏、子役の矢部光祐と小西舞優、そして小林聖太郎監督と原作者の西原が新宿ピカデリーで初日舞台挨拶を行った。
・[動画]小泉今日子と永瀬正敏、子役にキスされ満面の笑み
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この日はエンディング曲を手がけた元・憂歌団の木村充揮(あつき)も登場し、ギターの弾き語りを披露。心の琴線を揺さぶる感動的な曲に、観客のみならず永瀬たちも舞台袖で聞き入っていた。
舞台挨拶では、大黒柱として一家を支える「かあさん」を演じた小泉は撮影を通じて母親業の大変さが身にしみたと語り「そんな世のお母さんたちの応援になれば」と映画に込めたメッセージについて語った。
やんちゃな6歳の長男を演じた矢部は、「長男としてこの家族をひとつにまとめるのがとても大変でした」としっかり者ぶりをアピールし、観客たちも大笑い。さらに、「(撮影中は)僕たちは本当の家族でした」と小泉や永瀬たちとの絆を語ってから、病に冒される役作りのために撮影中に激やせした永瀬のクランクアップの日の思い出について触れ「お母さんがおかゆを温めてあげて、それをお父さんは嬉しそうに食べていました」と振り返ると、小泉は笑顔を浮かべ「よく覚えてるね」と感心した様子。そんな小泉を見ながら矢部は「僕はお父さんとお母さんの子どもになれてとても幸せです」と話し、小泉と永瀬を感激させていた。
また4歳の妹役を演じ、すっかり永瀬になついた様子の小西は、「頑張って演じました」と言ってから客席に向け「面白かったですか?」と質問。大きな拍手が帰ってくると「頑張ってよかったです」と満面の笑みを浮かべた。
一方、西原は「自分をいい人に見せようと思って始めた連載でしたが、1巻が終わらないうちに離婚してしまい、悩みながら描いたマンガです」と打ち明け、「でも、最後にカモちゃんが家に帰ってきてくれてみんなで幸せになることができて良かった」と笑顔を見せた。さらに「お母さん」たちに向け、「みなさんも幸せの敷居を下げ、洗濯しなくてもいいので笑っていてください。今日は、お母さんたちも(料理などせず)お総菜を買って帰り、ビールを飲んで寝てください」と語りかけていた。
マスコミ向けのフォトセッションでは、矢部と小西が「お母さん」と「お父さん」の頬にキスをする演出などもあり、優しく温かな空気が漂っていた。最後の挨拶で永瀬は、スタッフや共演者、観客たちへの感謝を述べてから、「もう1人、感謝したい方がいます。それは天国の鴨志田さんです」と語り始めた。「鴨志田さんと一緒に初日を迎えたくて、さっき、お墓……というか鴨志田さんに会ってきました」と墓参りしたことを打ち明け、「(初日を迎え)鴨志田さんもきっと喜んでいただいていると思います。鴨志田さんありがとう!」と少し涙声になりながら語っていた。
そんな永瀬を優しく見つめていた小泉は「撮影の1ヵ月の間に、こんな面白いことが言える息子と、あんなかわいいことが言える娘と、泣き虫な夫を育てたような、そんな気分です」と笑顔で挨拶。大きな拍手が沸き起こるなか、この日の舞台挨拶は終了した。
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