2月5日に公開となった『毎日かあさん』の大ヒット御礼舞台挨拶が2月23日に新宿ピカデリーで行われ、キャストの永瀬正敏と、その子どもを演じた7歳の矢部光祐、5歳の小西舞優、そして小林聖太郎監督が登壇した。
・『毎日かあさん』初日で感無量の永瀬正敏
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残念ながら今回は「かあさん」こと小泉今日子が不在の舞台挨拶となったが、矢部は「今日はお母さんがいないから、お父さんが頑張ります」と挨拶。客席からは“お父さん”の永瀬に対して「頑張れ!」という声援が送られた。
本作の役作りのために永瀬が12キロの減量に挑み、迫真の演技を披露したことも話題となっているが、そんな永瀬について聞かれた小林監督は「目の前で言うと、イヤらしい感じもするかなぁ」と躊躇しつつ、「何も言うことがない。すごく助けられてありがたかった」と告白。それを聞いた永瀬が大いに照れながら「とんでもないです。何の役にも立ててないですけど、一緒に現場を戦った監督さんにそう言っていただけるのは嬉しいです」と話すと、監督も気恥ずかしそうな笑顔を浮かべ、2人で照れあっていた。
続いて、永瀬が脚本についていろいろと現場でアドバイスしてくれたことに謝意を示した小林監督。だが永瀬は「脚本が結構遅れたんですよね。いつもは撮影前に監督と話し合って現場には真っ白な状態で入り、監督に染めてもらうほうが楽しいんですけど。今回はなかなか(事前に)コミュニケーションが取れなかった」と苦笑い。だが一方で、「(西原理恵子の)原作が素晴らしいので、(脚本を書くのが)大変なんですよね」とフォローしていた。
各地で大ヒットし公開期間の延長を決めた映画館が続出、今まで上映していなかった映画館からの上映オファーも殺到している本作。永瀬の故郷・宮崎県都城市での上映も決まったそうで、永瀬は「(都城は)口蹄疫や鳥インフルエンザがあり、噴火もあって、みなさんが思う以上に大変なことになっています。そこで上映することで、少しでも笑顔になっていただければ」と語った。
この日は、矢部と小西が永瀬に宛てた手紙を読み上げる演出も。「お父さん」への愛情がたっぷりこもった手紙に感激した様子の永瀬は2人を抱きしめてから、「いや〜、初日の舞台挨拶が後半(感動で)ボロボロだったので、今日は“小泉母さん”のいないなかで頑張らなきゃと思ってたんですけど、やられますね」とポツリ。愛くるしい子どもたちを見ながら、「大きくなんないでほしいですね」と目を細めていた。
最後の挨拶では、矢部と小西を見つめながら「残念ながら、僕には実際には子どもがいません」と語り始めた永瀬は、「まだあきらめていませんが(笑)、タイムリミットは近づいていて、ちょっとだけドキドキしています」と、子どもを持つことへの希望を口に。映画については、「この作品をたくましく育てていただいてありがとうございます」と感謝していた。
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