オリエンタルラジオの2人がW主演を果たした『津軽百年食堂』。この映画の初日舞台挨拶が4月2日に有楽町スバル座で行われ、オリラジの藤森慎吾と中田敦彦、ヒロインを演じた福田沙紀と、ちすん、早織、前田倫良、永岡佑、春日井静奈、原作者の森沢明夫、大森一樹監督が登壇した。
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本作で、藤森の先祖で明治時代に生きた男を演じた中田は「明治時代(を生きた男を演じるの)は大変なんじゃないかとよく聞かれたが、監督に褒められたのが“顔が明治顔”であるということ。(それを聞いて)あっ、そうなんだ。昭和顔の人ってよくいますが、僕は明治の顔だったんだ」と目から鱗だったことを明かすと、藤森が「すごい才能!」と持ち上げていた。
その藤森と共演した感想を聞かれた福田は、「スケジュールが忙しいなか、津軽弁のイントネーションも大変だろうに、ほとんどセリフも間違わず、すごい集中力でお芝居をされていて素晴らしかった」とベタ褒め。だがその直後に「その後、テレビで拝見するとすごくチャラかったのでビックリしました」と落としたものの、藤森は「ありがとうございます」とコメント。すると、相棒の中田は「素晴らしいコメントをいただきましたね。裏で僕が福田さんから聞いた悪口とは違う」と水を差し、会場を沸かせていた。
その後、劇場ロビーで囲み取材が行われ、初主演でプレッシャーがあったかを聞かれた藤森は、「(演技が)ダメでも、僕はもともとそういう奴。監督のせいにしてやろうかと、そういう気持ちで臨んだので逆にリラックスできた」と回答。中田は「監督がすごくホメ上手で、『いいね』『やるね』と言われている間に、俺、すごい演技力あるんじゃないかなと勘違いしちゃった」と話していた。
一方、撮影の合間に藤森から口説かれなかったかと聞かれた福田は、「全然そんなことなく、私がシュシュを作って現場の髪の長い女性に配っていたら、自分も作りたいということで一緒に作った」とコメント。その話に中田は「素敵ですね」と相方を褒めると、藤森に対し「作ったシュシュは誰に配ったんですか」と質問。藤森は「渋谷に遊びに行ったときに女の子にあげました」と話し、チャラい一面を垣間見せていた。
この日は、舞台挨拶前にロビーで募金活動も行われた。宮城県でもレギュラー番組を持っているオリラジの2人。今回の震災について藤森は「今は被災地に行きたい。行ってみなさんに直接お会いし、エールを送りたい」とコメント。同じ質問に中田は「僕らにできることは多くはない。でも、何かはしていきたいと思ってる。(今は)番組のスタッフさんと、1日でも早く現場に足を運べるように話し合っている。お笑いの人間に何ができるのかは難しいが、とりあえず行ってみて、何かできることを探そうと思っています」と答えていた。
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