ニコニコ動画やYouTubeといった動画サイトから人気に火が付いた4人組ロックバンド「神聖かまってちゃん」。彼ら自身も本人役で出演している青春群像劇『劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ』が4月2日に公開となり、メンバーの3人(mono、ちばぎん、みさこ)と、本作に出演するマネージャーの劔樹人、二階堂ふみ、森下くるみ、入江悠監督がポレポレ東中野で行われた初日舞台挨拶に登壇した。
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プロ棋士を目指す女子高生の美和子を演じた二階堂は、オーディションで選ばれたそうで、「(最初にオーディションの話を聞いたときは)年末ですごい疲れていて、あー、オーディションかぁと正直思ったんです。でも、かまってちゃんの企画だと聞いて、すぐに『行きます、行きます』と、変なテンションになった」と振り返った。
そんな二階堂の印象を聞かれた入江監督は、「昔、僕が愛読していた『特攻の拓(ぶっこみのたく)』という暴走族マンガを好きというのを現場で聞いて、通じ合った、大丈夫だと思った」と話し、二階堂も「あっ、繋がったと私も思った」と応じていた。
一方、シングルマザーのダンサー役を演じた森下は、入江監督からかなりしごかれたようで、「監督と女優の間柄なんですけど、コーチとアスリートって感じでした」とコメント。これを受け入江監督も「1番謝りたいというか、1番厳しくした。本当に体がボロボロになるまで踊りの練習もしてもらいましたし、すごい粘らせてもらった。嫌われたかなと何回も思いました」と明かすと、森下から「(それは)私のセリフです」と突っ込まれていた。
また、キーボードのmonoは「最初はものすごく緊張したんですけど、できあがった映画を見て、メンバーのなかで僕が1番演技がうまい。やっぱり俺だなと」と自信をのぞかせた。この言葉に入江監督も反応。「試写が終わった直後に、僕の滑舌大丈夫ですかって走って聞きに来ました」と明かすと、moroは「何と言っているか、どうかみなさま、よく聞き取って、リスニングタイムということでよろしくお願いします」と頭を下げていた。
ベースのちばぎんは、映画化の話が来たときのことについて、「映画化の話自体はありがたいと思いつつ、このタイミングでかまってちゃんというバンドが映画になることは、ファンの方々や、今後の活動としてもどうなのかなってことを、メンバー内でもかなり話し合った。結果的に映画ができ、今はやって良かったなと思っています」とコメント。
ドラムのみさこは「私たちは自分役だし、出演シーンもそんなに多くはないので楽しみながらできたんですけど、マネージャーの劔さんがてんやわんやしてたのを、ひたすら覚えています」と話し、劔は「僕だけメンバーと違って、本当の役者さんの間に入れられたのでビックリしました」と振り返っていた。
さらに劔は、この日の舞台挨拶に登場しなかったヴォーカルの“の子”の映画の感想について「俺は格好良く映っていますかねって感じで、ビジュアルの方を気にしていました」と明かしていた。
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