「ヒーロー小説大賞」授賞式で藤岡弘、真のヒーローについて語る

前列左から藤岡弘、、HALO(大賞受賞者)、佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織。後列左から茜さらさ(藤岡弘、賞受賞者)、TAKA(優秀賞受賞者)、池上真之(エブリスタ取締役)、菅沼拓三(角川コンテンツゲート編集部部長)、有安杏果、高城れに、哀楽(ももクロ賞受賞者)
前列左から藤岡弘、、HALO(大賞受賞者)、佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織。後列左から茜さらさ(藤岡弘、賞受賞者)、TAKA(優秀賞受賞者)、池上真之(エブリスタ取締役)、菅沼拓三(角川コンテンツゲート編集部部長)、有安杏果、高城れに、哀楽(ももクロ賞受賞者)

小説やコミックが読み放題のモバイルサイト「E★エブリスタ」と角川コンテンツゲートが主催する「ヒーロー小説大賞」。その授賞式が5月2日に角川グループホールディングス第一本社ビルで行われ、藤岡弘、とももいろクローバーZがプレゼンターとして登壇した。

[動画]「ヒーロー小説大賞」授賞式

藤岡は「今、一番時代がヒーローを求めている。自己犠牲の精神をもって、世の中に奉仕する。そういう自己犠牲の精神がこれからは非常に求められると思う」と挨拶をすると、そうしたなかで開かれた本授賞式について「非常に意義があると思う」と語った。

続いて授賞式が行われ、大賞受賞の「ソロモンの詩篇」(著者:HALO)、優秀賞受賞の「ラーナ神剣伝 炎生の絆」(著者:TAKA)への賞状授与が行われていく。

ももクロがプレゼンターをつとめる「ももクロ賞」(優秀賞とのW受賞)に選ばれたのは「シュバルツ・ロワ 〜漆黒の王〜」(著者:哀楽)。天上界、人間界、魔界の3つの世界を舞台にしたファンタジーで、人間である主人公が世界を統一するロワに選ばれたことによる葛藤と冒険が描かれた作品だ。リーダーの百田は「とても読みやすく、読んだ後に、私たちと同世代の方が書いていると聞いてビックリした。ドキドキ、ハラハラし、小さい子から大人まで楽しめる作品」と本作を選んだ理由を語っていた。

「藤岡弘、賞」(佳作とのW受賞)には「ゴミヒーロー」(著者:茜さらさ)。ヒーローになりたいという野望を抱いた3人の高校生の姿を描いた爽やかな青春ストーリーで、藤岡は「環境問題が取り沙汰されているこの時代に、ゴミを拾うという誰でもできる小さなことをヒーローとして取り上げた。3人の若者がヒーローになりたいという目的を持ち、試行錯誤しながら始まる物語は、誰でもできそうなことだし惹きつけられる。非常に感動した」と絶賛していた。

その後、囲み取材が行われ、ももクロとは初対面という藤岡は「可愛いね、娘みたいな感じがする」とやや照れた表情を浮かべた。一方、百田は藤岡について「まさにヒーロー。最初にお会いし挨拶をしたときから、ウワァってなりました」と感想を述べていた。

また「自分のなかのヒーローは?」との質問に藤岡は、「国のために殉じていった方たちはすべてヒーロー。自分を犠牲にしながら人類のため、世界のために命を捧げていった方たちが世界中に多々いると思う。その方たちはみなさんヒーロー」とコメント。

さらに藤岡は「今のときを思うと、この国難に、命を賭けて作業をされている自衛隊、消防隊、警察官、ボランティア、そして原発で働く方々。そういう方たちはみんなヒーローだと思う」と述べ、被災者や日本という国のために働く人たちの勇気を褒め称えていた。

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