やっぱりトンチンカン!? 綾瀬はるかが野外試写会観客に「寝冷えに気をつけて」

2011.05.19

大阪を舞台にした奇想天外な小説を実写映画化した『プリンセストヨトミ』。この映画の大阪でのプレミアイベントが5月16日に行われ、主演の堤真一をはじめ、綾瀬はるか、岡田将生、中井貴一、鈴木雅之監督が登場した。

まずはホテルニューオータニ大阪で記者会見が開かれ、堤は「大阪のエキストラのみなさんは積極的に恥ずかしがらずに役になりきり演技に取り組んでくれて、芸人魂を感じました。おばちゃんたちに囲まれるシーンでは、僕らのセリフが聞き取れなかったくらいです」と楽しい撮影を振り返った。

本作は人気作家・万城目学の同名小説が原作だが、中井は「万城目学さんの作品は“有り得ない”話が多いが、この作品は、『ひょっとしたら有り得るかも』というパワーがあるので、そのリアリティを大切に演じました」とアピール。岡田は、お好み焼き屋の主人を演じた中井にお好み焼きを振る舞ってもらった思い出を振り返り「撮影の合間に美味しいものをたくさん食べさせていただいたのですが、特に中井さんが作ってくれたお好み焼きがとてもおいしく、今でもその味が忘れられません」と懐かしんでいた。

その後、大阪城に移動して野外試写会が行われたが、キャスト・監督に加え、橋下徹大阪府知事、平松邦夫大阪市長も参加。橋下府知事が観客たちに「（映画のように）大阪、独立しましょう、みなさん！」と呼びかけると、中井も「当然ですね。都市計画ではなく国として考えましょう」とエールを送る場面も。物語では大阪城が重要な鍵を握るものとして描かれているが、平松市長は「大阪城80周年のちょうど良いときに良い映画が公開となって良かった」と喜んでいた。

また綾瀬は劇中で天然キャラの女性を演じているが、「良い天気に外での野外試写会いいですね。ただ、夜冷え…寝冷え…冷えないように気をつけて最後まで楽しんでいってください」と「夜冷え」や「寝冷え」と言葉を間違えて自身の天然ぶりも発揮し、客席の笑いを誘っていた。

鈴木監督は「大阪のみなさんと協力して作った映画。ぜひ宣伝も一緒にしてください。お願いします」と協力を呼びかけていた。

『プリンセストヨトミ』は5月28日より全国東宝系にて公開される。