ケガで手術後、すぐに現場に戻るよう脅しも
2019年スタートしたTVシリーズ『BATWOMAN/バットウーマン』をシーズン1で降板したルビー・ローズが、危険な労働環境や降板を強制されたことなど一連の経緯を明らかにした。
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『バットマン』の主人公、ブルース・ウェインの従妹・ケイトが主役の『BATWOMAN〜』で主演を務めたローズは『ジョン・ウィック:チャプター2』やNetflix『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』などでも知られる。ローズは20日(現地時間)、インスタグラムのストーリーに長文と写真を投稿し、降板は自分の意志ではなかったこと、撮影中に重傷を負って受けた手術の10日後に現場復帰を命じられたことを綴った。
ローズはシーズン1のアクション撮影で負傷し、椎間板ヘルニアの手術を受けた。治療に関する写真や動画と共に、ローズはワーナー・ブラザース・テレビジョンから、術後わずか10日で現場に戻るよう要求されたと明かす。
「(ローズが撮影に復帰しなければ)スタッフやキャスト全員が解雇されてしまうだろうし、(当時のWBテレビグループのトップ)ピーター・ロスが再キャストしないと言ったので、(セットで負傷したことで)スタジオに何百万もの損失を与え、私はみんなを失望させてしまうだろう」と言われたという。
ローズは、番組の現場責任者であるキャロライン・ドライスが、昨年のパンデミック中も撮影を完了させようとしたこと、現場の事故でスタッフが全身に第3度の火傷を負ったり、制作アシスタントが四肢麻痺になったにもかかわらず、番組を放送するTV局CWは支援を断り、制作アシスタントはクラウドファンディングに頼って治療費を支払ったことを告発している。
ローズはファンに向けて、「あのひどい番組に戻るかどうか尋ねてくれる私の大切な大切なファンの皆さんへ。私はいくらお金をもらっても、頭に銃を突きつけられても戻りません……」と宣言したあと、全て大文字で「私は辞めてもいません。私は辞めたのではありません(NOR DID I QUIT. I DID NOT QUIT)」と続けた。
ローズは、ドライスや番組の製作総指揮のグレッグ・バーランティとサラ・シェクター、そして(放映TV局の)CWに向けて、「私に起こったことが二度と他の人に起こらないように、私はあなたがたを追及します。そして、私はついに自分の人生と真実を取り戻すことができる。恥を知りなさい」と強い調子で批判した。
『BATWOMAN〜』のプロデューサーであるワーナー・ブラザースTVは声明の中で、ローズが解雇されたことを基本的に認め、「職場での行動に関する苦情」を受けて、シーズン2のローズのオプションを拾わないことにしたと述べています。
ワーナー・ブラザース・テレビジョンは、ローズの告発について、「歴史修正的」として、ローズの「撮影現場での振舞いに関する複数の苦情に基づき、シーズン2に彼女を起用するオプションを行使しないと蹴ってしまいました。苦情については検討のうえ、関係者を尊重して非公開で処理されました」とコメントを出したが、ローズが手術直後に復帰を迫られたことや撮影現場の労働環境については言及していない。
シーズン1でローズの降板が発表された際は、ローズも番組側も友好的なコメントを発表していたが、その裏には劣悪な環境と耐え難い仕打ちがあったようだ。
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