1974年から75年にかけてテレビ放送された特撮ヒーロー『電人ザボーガー』が映画で復活。そのスペシャル先行上映ナイトが9月7日に新宿バルト9 で開催され、上映前に監督とキャストによる舞台挨拶が行われた。板尾創路、古原靖久、山崎真実、井口昇監督と、電人ザボーガーが登壇した。
この日のキャストは劇中衣装で登場。板尾と古原は長袖のネルシャツにデニムジーンズの大門豊スタイルで、山崎真実はミスボーグスタイルで現れた。
板尾は「今日、僕はご来場のみなさま以上に楽しみにしてましたので、負けませんよ。ま、何を競ってんのかようわかりませんけどね」とさっそく独特の間合いとボケで会場を湧かすと、「みなさんの期待に応えられるよう誠心誠意演技させていただきました」といつもよりもやや真面目な表情を浮かべる一面もあった。
また、主人公の大門を青年期と熟年期に分けて描いたことも話題の本作で、熟年期の大門を演じたことについて板尾は「47歳のおっさんがこういうアクションのヒーローをやれるなんて、なんて素晴らしい脚本。しかも、年齢も等身大なんで、そんなに足が上がらなくても、そんなに走れなくてもいける。まさに僕にもってこいだなと思った」と井口監督に謝意を述べていた。
一方、青年期の大門を演じた古原は、『電人ザボーガー』のオリジナル版を完コピするために、毎日寝る前にDVDを見たり、以前に世話になったスーツアクターに入門し、空手を習うなどの研究に熱心に取り組んだことを明かしていた。
ミスボーグを演じた山崎は「この格好で普通に話すのが少し恥ずかしい(笑)」と照れた様子。サイボーグを演じたことについては「サイボーグなのに女性としての女心を出さなきゃいけないのがちょっと難しかった」と役作りの苦労を語っていた。
井口昇監督は「プロデューサーから『電人ザボーガー』を今、映画化してみないか、お前、やってみろと言われて早2年。そして完成したのが去年、ちょうど1年前に完成し、新宿バルト9で上映していただく。あの電人ザボーガーを平成の時代を蘇らせることができて本当嬉しい」と万感の想いで挨拶。
板尾のキャスティングについては「アクションや熱い情熱がすごくありそうな人じゃない人がいいかなと思った。全速力で走る板尾創路さんを思った時になんかいいかなと」と、大門豊とは真逆のイメージで選んだことを明かした。
また、この日はイベント終盤にオリジナル版で中田刑事役を演じたきくち英一がサプライズ登場。「37年の時を経て、ザボーガーが映画になったということで嬉しくて嬉しくて」と胸一杯の思いを口にしていた。
『電人ザボーガー』は10月15日より新宿バルト9ほかにて全国公開となる。
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