現在開催中の第68回ヴェネチア国際映画祭。日本映画としては唯一のコンペティション部門出品作でもある『ヒミズ』の上映が、現地時間9月6日午後10時から行われ、園子温監督とキャストの染谷将太、二階堂ふみがレッドカーペットを歩いた。
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3人が登場すると海外メディアが一斉にフラッシュを焚くなど、大きな注目を集めている本作。上映劇場SALA GRANDEでは、上映直後に嵐のような拍手が巻き起こり、約8分間のスタンディングオベーションとなった。
上映後はレッドカーペット上で囲み取材が行われ、園監督は「日本映画の夜の上映でこんなに人が入るのは珍しいらしいので、嬉しく思いました」と喜びの声。「日本人のために作った映画ですが、海外の人たちに理解されたことが嬉しい」とも話していた。
これまでカンヌ国際映画祭をはじめ海外の主要映画祭の常連でもある園監督。レッドカーペットを歩くときは、初体験の2人の若手を、「これ、ドッキリだよ。カーペットの終点でバレるから」と言ってからかうなど余裕の言動。そのためか、レッドカーペット初体験の感想を聞かれた染谷は「緊張してたけど、思ったよりリラックスして楽しめました」。二階堂も「楽しかった」と話していた。
囲み取材中も一般客が3人に声援を送ったりサインを求めるなど、反応は上々。コンペ出品作で争う最高賞・金獅子賞への期待も高まっている。今のところ、日本映画が金獅子賞を受賞したのは北野武監督作『HSNSBI』が最後。今回、本作が受賞すれば14年ぶりの快挙となる。
結果が明らかとなる授賞式は、映画祭最終日となる9月10日の午後7時(現地時間)から行われる。また、『ヒミズ』は2012年春にシネクイントほかにて全国順次公開される。
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