1人のアマチュアボクサーに出会ったことから、ボクシングジムの門を叩いた孤独な不良少年が、持ち前の攻撃本能(タナトス)を発揮し、ボクサーとしての才能を開花させていく様子を描いた『タナトス』。この映画の舞台挨拶が9月8日にシネマート六本木で行われ、同作の原案もつとめた元WBAミドル級チャンピオンの竹原慎二と、美人すぎる女子大生ボクサーとして人気急上昇中の伊藤沙月が登壇した。
この日は、なべやかんが司会を担当。やかんは竹原を「今、バラエティ番組とかで活躍していて、具志堅(用高)さんといい味を出されていますが、本当に現役時代は恐ろしかった。僕は協栄ジムに通っていたが、そこによく竹原さんが出稽古に来られて、誰彼構わずガンをつけまくっていた」と紹介。
そう言われた竹原は「いやいやいや」と否定しながらも、「ボクシングをやっていなかったら、どうしようもない人間になっていたんで」と話すと、やかんは「僕にもガンをつけてきた。ジムに来たヤクルトおばさんにまでガンをつけていましたから」と話し笑いを誘っていた。
映画の感想について聞かれた伊藤は「格好良かったです」とコメント。その表情を見たやかんから「可愛いよね、ボクシングやってて、心配にならない?(顔が)崩れちゃうよ」と突っ込まれると、「頑張ってよけます」と応じた。
これに竹原も「可愛いから(ボクシングを)やっちゃダメです。静ちゃんくらいまでなら」と突っ込み、場内を沸かせると、「でも静ちゃんは、すごい頑張ってる。うちのジムにもよく練習に来るんですけど、あの頑張りはすごい!」と、ロンドン五輪出場を目指す静ちゃんにエールを送っていた。
一方、やかんは「具志堅さんと渡嘉敷(勝男)さんは現役時代仲良かった。なのに1度も飲みに行ったことがない。2人とも時間と場所を間違えるから」と話し笑いを取ると、「ボクシングって怖いよ」と伊藤にアドバイス。伊藤も「気をつけます」と笑顔で応じていた。
そんな伊藤について竹原も「しかし、美人過ぎるね」と、キュートな笑顔に魅了されたよう。その後も「可愛い」を連発、伊藤の魅力にノックアウトされていた。
『タナトス』は9月10日より渋谷ユーロスペースにてレイトショー公開、ほか全国順次公開予定だ。
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