妊婦役を演じた仲里依紗、公開初日を迎え「産み落とすことができて嬉しい」

左から石井裕也監督、稲川実代子、中村蒼、仲里依紗、石橋凌、竹内都子
左から石井裕也監督、稲川実代子、中村蒼、仲里依紗、石橋凌、竹内都子
左から石井裕也監督、稲川実代子、中村蒼、仲里依紗、石橋凌、竹内都子

夫も家も金もなし。それでもめげることなく義理人情に厚い妊娠9ヵ月の光子と周囲の人々の交流を描いた人情喜劇『ハラがコレなんで』。この映画が11月5日に公開初日を迎え、渋谷シネクイントで行われた舞台挨拶に、仲里依紗、中村蒼、石橋凌、稲川実代子、竹内都子と、石井裕也監督が登壇した。

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主人公で妊婦の光子役を演じた仲は「初日を迎えて(作品を)産み落とすことができて嬉しいです」と挨拶。演じたキャラクターについては「自分がどん底なのに、まわりにそれを全く感じさせないところが粋で格好良い。光子のパワフルさもすごい。風の吹くままに生活するのが理想ですね」と語った。

光子の幼なじみで奥手な青年・陽一役を演じた中村は、役との共通点について「あまりしゃべらないところ(笑)。今にない男らしさは格好良いと思った」とコメント。一方、石橋は石井監督について「本当に28歳かと思うくらい成熟していて、現場もいい雰囲気だった」話していた。

そんな石井監督のこだわりぶりについて証言したのは稲川と竹内。稲川が「(鯛を投げつけるシーンで)頭(かしら)と尾が監督の納得いく位置になるまで何度も繰り返すくらいこだわりがある」と語れば、竹内も「腹筋を使わないで喋ってくれと言われた。ボソボソ喋ってほしいということで、いうもと違うから不便だった」と証言。これに対し石井監督は「そんなに口うるさくないですよ。みなさん、だいぶ変わっている方々で、次に何をするか予測不能なので楽しい現場でした」と返し、笑いを誘っていた。

最後に仲は「元気のない今の時代だから、何かプラスになればと思って作った。何回でも見に来てください!」とメッセージを発していた。

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