ダニエル・クレイグが「007」の歴史を変える!? プロデューサーが熱烈オファー
「007」シリーズを10作品以上手がけているプロデューサーのマイケル・G・ウィルソンがピープル誌に、ダニエル・クレイグがシリーズ史上最も長くジェームズ・ボンド役をつとめる可能性のあることを示唆した。
ウィルソンはクレイグにあと5作品は出演をしてほしいと考えているようで、もしそれが実現すれば既に出演している作品と合わせて8作品となり、現在トップであるロジャー・ムーアの7作品を超え、一躍トップに踊り出ることとなる。
ウィルソンは、「ダニエルのボンドは素晴らしいよ。彼は俳優としても人間としても最高の男。ファンも彼を愛しているし、僕もこの役に彼よりふさわしい俳優がいるとは思えない」とベタ褒めし、さらに「ぜひ、ロジャーの記録を超えてほしいと思っているんだ。多くの人が言っているように、ショーン・コネリー以来のお気に入りのボンドだよ。個人的には一番最高のボンドなんだ!」とも語っている。
現在、シリーズ23作品目となる最新作「007/スカイフォール(原題)」を、サム・メンデス監督が撮影中。ウィルソンによると「監督とダニエルは、『007 ゴールドフィンガー』のような60年代の雰囲気を出そうとしている。これこそ、ファンが待ち望んでいた作品だと思う。今、私たちは本当にスペシャルなボンドを作り出しているところなので、早く多くの人に見てほしくて、待ちきれないよ!」と興奮を隠しきれないようだ。
その最新作では、ボンド役のクレイグの他に、悪役にはハビエル・バルデム、新ボンドガールにはイギリス人女優ナオミ・ハリスとフランスの新人女優ベレニス・マーロウ、そしてボンドの上司M役にはお馴染みのジュディ・デンチが出演。
度重なる製作中止や撮影地の変更など何かと問題の多かった本作ではあるが、どのような作品に仕上がるのか今から待ち遠しいところだ。イギリスでの先行公開を皮切りに、全米公開は2012年11月9日、日本では2012年12月1日の全国公開が決定している。(文:Masami Shimura/London)
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