中村光の人気マンガを実写映像化したシュールなラブコメディ『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』。この映画のプレミア上映イベントが1月25日に新宿ピカデリーで行われた。
・『荒川アンダー ザ ブリッジ』プレミアイベント、その他の写真
舞台挨拶に登壇したのは、林遣都、桐谷美玲、小栗旬、山田孝之、城田優、片瀬那奈、安倍なつみ、有坂来瞳、平沼紀久、末岡拓人、益子雷翔、井上和香、高嶋政宏、飯塚健監督の総勢14名。舞台挨拶前には、劇場ロビーに荒川をイメージしたブルーカーペットが敷かれ、その上を歩いたキャストらは大興奮していた。
3分でチケットが完売したというこの日のイベント、キャスト陣が登壇すると客席からは黄色い歓声が。今年元日に入籍したばかりの山田は、客席から「結婚おめでとう!」と声をかけられ、照れ笑いを浮かべていた。
昨年にドラマ版が放送された本作は、そうそうたる俳優陣が、原作に登場する個性豊かなキャラを被り物で演じる姿も話題となっているが、主演をつとめた林は「最初は本当に実現するのかと思ってましたが、みなさんが続々と集まって相当ビックリしました」とコメント。
城田は「バラエティ豊かな人たちが出てくるので、毎日アミューズメントパークに遊びに行ってるような感覚でした」と撮影を振り返り、井上は「現場はこんなに楽しくていいのかというくらい楽しかった」と語った。
しかし、舞台裏では苦労もあったようで、林は豪華キャストとの共演ついて「最初はワクワクしてたんですけど、実際にあの格好をしたみなさんが集まったときに怖くなってしまい、この人たち全員を相手にできないと思って、ロケ初日に監督の前で泣きました」と告白。
ニノ役を演じた桐谷は「原作を読んでもメチャクチャすごいことをしているので、リハーサル中ずっと『ニノは私じゃないです』って監督と林くんに言ってました。でも、林くんが『ニノは桐谷さんです』と励ましてくれて、思い切ってやろうと思いました」と明かしていた。
また、劇中で演じたカッパの色を意識した和装で登場した小栗は、「自分でスクウェア・エニックス(原作の出版社)に電話して、『荒川〜』に出たいという話をしました。出演できた暁には僕の友だちの山田孝之くんって人が星役をやりたいって言ってます」と自ら出演を志願した意外なエピソードを披露。
一方、山田は「小栗くんから電話がかかってきて、『面白いのがあるから』と言われ、(星役なら)黄色人種で肌が黄色なのでいけると思い、引き受けました」と話し笑いを誘っていた。
最後に、安倍は上映前の観客に向けて「ゆるい気持ちでリラックスして見ていただけたら」とコメント。平沼は「見た後に河川敷に住んでもいいかなと思えるような作品になってますが、決して住まないように!」と話し、会場を沸かせていた。
『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』は2月4日より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。
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