人気ゲームをもとに、近未来の奇想天外な法廷バトルを描いた『逆転裁判』。この映画のトークイベント付き試写会が1月29日にスペースFS汐留で行われ、キャストの成宮貴寛と斎藤工が登壇した。
この日の試写会は女性限定。満員の女性を前にした感想を聞かれた斎藤は「素敵です。いい匂いがしますね」とコメント。成宮も「漏れてくる声も『ウ〜ン』と心地が良い」と話し、集まった女性客のクスクス笑いを誘っていた。
撮影中は斎藤と桐谷美玲と一緒にいることが多かったという成宮は「美玲ちゃんと僕はスマートフォンでゲームをやっていることが多かったが、工くんは旧型の携帯で仲間に入れない感じだった。ところが、俺も仲間に入れてみたいな感じで、休憩中にスマートフォンに変えてきた。結構、寂しがり屋」と明かし、客席からは「かわいい」という声が。
これに対し斎藤は「それまで僕はスマートフォンを斜めに見ていたんです。でも、2人がアプリがどうだという話しをしていて、ここで乗らなかったら、僕は未来がないんじゃないかという危機的心理で携帯ショップに行った(笑)」と、そのときの心境を振り返っていた。
また『逆転裁判』にかけ、「逆転」にはどんなイメージがあるかという質問には、斎藤が「この場にいること自体が逆転。『逆転裁判』に参加することになったのも、三池監督がたまたま『クロヒョウ』という深夜ドラマを見て、何かを感じてくれたから。『逆転裁判』に関わったことが自分の役者人生にとって逆転」と話すと会場から大きな拍手が。
成宮も「似ちゃうんですけど、僕は勉強嫌いで中卒。みんなが高校や大学に行ってどんどんと前に進んで行くなか、自分は立ち止まっていて、ちゃんとした仕事をしなくちゃという気持ちがあったがグルグルと同じところを回っている感じだった。それが今、『逆転裁判』に出会えたり、自分が生きていることを実感できる仕事に就けている。そのことが、中学校を卒業したばかりのあの頃の自分にとっては大逆転」と話していた。
この日は、2人が女性客の悩みに答えるコーナーも。「酢豚にパイナップル」「サラダにリンゴ」「メロンに生ハム」などの食べ合わせに「異議あり」という女性客の悩みに、成宮は「俺も酢豚にパイナップルは許せない」と同意しつつも、「生ハムとメロンは結構好きなんだよ」と続けた。
すると斎藤は「生ハムとメロンが一緒に出てくると、メロンに生ハム臭がついちゃう。僕は別々に食べた方が素材に対して失礼がないと思う。僕が生ハムだったら、決してメロンと一緒に食べてほしくない」と語ると、成宮は「僕がメロンだったら生ハムにまかれたい」と返答。斎藤が「そんなこと言われたらみんな生ハムになりたいですよね」と客席に振り、会場を沸かせていた。
『逆転裁判』は2月11日より全国東宝系にて公開となる。
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