フランスはパリにある映画の殿堂「シネマテーク・フランセーズ」で、3月23日(現地時間)に松本人志監督3作品(『大日本人』『しんぼる』『さや侍』)の特集上映が組まれることが決定した。
シネマテーク・フランセーズは1936年に創設。世界中から集められた4万本以上の映画を保管するフランス政府出資の私立文化施設で、特集上映が行われるのは、世界に認められた監督作品のみ。
過去に特集上映が行われた監督はフランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール、アルフレッド・ヒッチコック、スティーヴン・スピルバーグといった巨匠ばかり。日本の映画監督でも黒澤明、今村昌平といった巨匠の作品が上映されているが、監督作が3作しかない監督の特集上映が組まれるのは異例のこと。
松本監督は、初監督作『大日本人』が2007年に「カンヌ国際映画祭 監督週間」に招待されたほか、2011年には「第64回ロカルノ国際映画祭」で特集上映“Tribute to Hitoshi Matsumoto”が組まれたり、“Piazza Grande”で野外上映されるなど、従来の手法とは一線を画した撮影スタイルや作家性が、世界からも注目されてきた。
今回の特集上映についてプログラムディレクターのジャン=フランソワ・ロジェは「松本人志が作る映画は、ラジカルで、斬新で、笑いを誘う。松本人志は日本の映画監督のなかで、最もエキセントリックだ」とのコメントを寄せている。
また、『さや侍』が3月7日から始まるヨーロッパ最大のアジア映画の祭典「第14回ドーヴィルアジア国際映画祭」で、『しんぼる』に続き2作連続でメインコンペティション部門に正式招待されることも発表された。松本監督も渡仏し、上映が行われる3月8日には舞台挨拶を行う予定だ。
さらに、5月9日から邦画としては大規模な15館での一般公開も決定。フランスを皮切りに、今後、松本監督の評価が高まっていきそうだ。
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