大切な人を亡くした主人公が、荒廃した動物園との出会いによって、家族の絆を取り戻していく様子を描いた『幸せへのキセキ』。この映画で東山紀之が実写映画の吹き替えに初挑戦したことがわかった。
同作は、現在もイギリスのダートムーア動物園で暮らすベンジャミン・ミーの実体験による原作に基づいて作られた感動作。東山が吹き替えを担当するのは、マット・デイモン扮する主人公ベンジャミン・ミー。実生活で4人の子どもを持つデイモンが、自身の体験を生かし、最愛の妻を亡くし、14歳の息子と7際の娘を抱えた父親役を演じているが、東山も昨年11月に子どもが生まれたばかり。父親としての思いをどう込めるかにも注目だ。
東山は「この映画の作品性に胸を打たれ、初めて実写の吹き替えに挑戦させていただきました。最愛の妻の死によって子どもが抱える悲しみと混乱、それと向き合い続ける夫。マット・デイモンのお芝居に僕なりの感覚で命を吹き込ませていただきました。家族を想うこと、子どもに愛情を持ち続けること、そして、信念を持って生きていくこと。今の日本が求められる人と人との絆、精神性がこの映画には凝縮されています。仲間や動物たちと共に困難をひとつひとつ乗り越えていく家族の冒険のキセキを、大切な人の顔を浮かべながら温かい気持ちで見ていただけると嬉しいです」とコメントしている。
『幸せへのキセキ』は6月8日よりTOHOシネマズスカラ座ほかにて全国公開となる。
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