阿部サダヲと菅野美穂が夫婦役で共演。監督、阿部を「底抜けのリンゴバカ」と絶賛!
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも取り上げられた、絶対不可能と言われていた“リンゴの無農薬栽培”に取り組んだ農家・木村秋則さんの姿を描いた書籍「奇跡のリンゴ『絶対不可能』を覆した農家 木村秋則の記録」。この作品が『奇跡のリンゴ』というタイトルで実写映画化されることになり、主演の阿部サダヲ、菅野美穂をはじめとするキャスト陣が発表となった。
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東京白金台にある、半年先まで予約で一杯のレストランの看板メニュー「木村さんのりんごのスープ」でも知られる木村さん。足掛け11年の挑戦を経て、極貧に耐え、周囲の人々の圧力に屈せず、自殺に追い込まれながらも踏みとどまるという波乱万丈な彼の生き様は各所で話題となり、原作本以外にも関連本が8冊出版、各書累計で60万部超となっている。
そんな主人公の木村秋則役を演じる阿部は「“世界で初めて”を成功させて、今現在もご活躍中の方を演じる、そんな経験ないです! そして、あの木村さんの雰囲気……そう簡単に出せるものではないと思っております。たくさん研究して試して、共演者、スタッフの方々と大事に育てて、素敵な“秋則”を作りたいと思っています」と気合い十分のコメント。
一方、木村の妻・美栄子役を演じる菅野は「この、素直で優しく、猪突猛進の木村さんを受け止め、温かく見つめるのがつとめだと思っています。りんごの実が丸くなったのは、ご夫婦の困難が実った結果に他なりません。私は両親が岩手県のりんごを作っているところの出身ということもあり、何か縁をいただいたようにも感じています。津軽魂ではありませんが、東北魂で頑張りたいと思います」と話している。
本作でメガホンをとる中村義洋監督は2人の起用理由について「阿部さんは、初めてのお仕事なので素の部分はわかりませんが、劇中の『バカだからなーんもわかんねぇのよ!』というセリフにあるような“底抜けのリンゴバカ”を演じていただくには、この人の持っているわけのわかならない力強さしかないと思い、オファーさせていただきました。さらに、そんなリンゴバカを根っから信じ切る太陽のような妻ということで、強さと明るさを併せ持つ菅野さんにお願い致しました」とコメント。
ほかには山崎努、原田美枝子、池内博之などのキャストが発表されており、モデルとなった木村秋則さんは「自分の人生が映画になるなんて、びっくりしています。ひとつのものに狂えば、いつか答えはみつかるということを信じてやってきました。“とにかく、あきらめないで”というメッセージが、映画を通じてたくさんの皆さんに伝わることを祈ってます」とコメントを寄せている。
『奇跡のリンゴ』は、弘前市全面協力によるオール弘前ロケで2012年4月中旬〜6月中旬に撮影予定。2013年に全国東宝系にて公開予定となっている。
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