“SPEC(スペック)”と呼ばれる特殊能力を持った犯人に立ち向かう人気ドラマシリーズを映画化した『劇場版 SPEC〜天〜』。この作品の初日舞台挨拶が4月7日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の戸田恵梨香、加瀬亮、浅野ゆう子、福田沙紀、神木隆之介、椎名桔平、竜雷太、堤幸彦監督が登壇した。
2010年に放送され、ハードで謎に満ちた展開で見る者を魅了した『SPEC』シリーズ。この日の舞台挨拶では同作がアメリカで、『HEROES/ヒーローズ』で人気のマシ・オカのプロデュースでドラマとしてリメイクされることが発表された。戸田は「なんで自分たちじゃないのか不思議なんですけど!」と劇中さながらの“キレキャラ”で笑いを誘いつつも、「認められてこうやって世界へ出ていくのが本当に嬉しい。どういう風にハリウッドの俳優さんが演じられるのか楽しみ」と瞳を輝かせた。
戸田演じる当麻紗綾とコンビを組む超肉体派の刑事・瀬文焚流を演じた加瀬は「僕はアーノルド・シュワルツェネッガーみたいな筋肉のある人に演じて欲しい」とユーモラスに語り、堤監督は「出演者はハリウッドの人になると思いますが、私だけはひとつよろしくお願いします」と笑いを誘っていた。
ブルーのドレスで満員の会場に登場した戸田は「やっとこの日を迎えることができて本当に嬉しいです。このまま“SPEC祭り”ということで、ずーっと盛り上がって“結(完結編)”の方にいけたら。“結”はお客様に盛り上げていただけたら可能だと思います」と挨拶。堤監督は「あらゆる作品を赤字にするSPECを持つ堤です」と会場を沸かせた。
全国を駆け回ったプロモーションの思い出を聞かれると、加瀬は「1度だけ戸田さんが当麻らしいなと思ったのは福岡キャンペーンの帰り。たまたま飛行機が一緒で、寝ていた戸田さんが起きてそのまますぐ弁当を食べてたからね」と明かすと、戸田は「すごいお腹が空いてたからね」と苦笑い。餃子が好きな当麻さながら「すごい食べますね。この前も餃子を3人前食べて朝起きたら餃子臭かったので反省しました」と笑顔で語った。
また、神木演じるニノマエの「時を止める能力」を使えたら、という質問には「ニノマエのスペックは細かく言うと誰よりも早く動けるものなんですよね。早く歳を取っちゃうのであまり使わないように過ごしたいです」と戸田。加瀬が「パッと浮かぶのは悪いことばかり」とニヤリと笑うと、椎名も「スカートめくりとか?」と話し、観客を沸かせていた。
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