TKOの木下隆行はポスト笑福亭鶴瓶!? 『LOVE まさお君が行く！』の監督が絶賛！

2012.07.01

香取慎吾主演で、ダメ犬のまさお君と売れない芸人の松本君が巻き起こす笑いと涙の物語を描いた『LOVE まさお君が行く！』。この映画の大ヒット御礼舞台挨拶が6月30日に新宿ピカデリーで行われ、TKOの木下隆行と大谷健太郎監督が登壇した。

俳優としての木下について聞かれた大谷監督は「真面目な話になりますが、ここまでくるのにすごく苦労されてると思うんですよ。人生の年輪というか人生の軌跡が顔や姿や存在に現れていて、昨今の俳優とは違う魅力とオーラがありますよね」と語ると、「ポスト笑福亭鶴瓶さんという感じがします（笑）」と絶賛。『ディア・ドクター』などで名演技を披露している鶴瓶同様に味のある俳優になってもらいたいとした上で「一緒にそういう映画を作っていけたらいけたらいいなと思いました」と話した。

さらに「もう1度、木下さんをキャスティングするとしたら、どんな役を演じてほしいか？」という質問には、「政治家の秘書役など、社会派映画とかをやってほしいですね」と回答。「鶴瓶さんも（『ディア・ドクター』で）外科医とかを演じていらっしゃいますし、単純ではない、複雑な役を演じてほしい」とリクエストすると、「木下さんは、元々スリムでしたし、格好良かったですし、色気もありますよね」と続け、褒められまくった木下は「いやいや、元々とか、昔は、みたいな言い方は、やめてくださいよ」と照れ笑いを浮かべた。

その後、囲み取材が行われ、木下の妻役としてオアシズの大久保佳代子が出演していることについて話が及ぶと、木下は「おかげで居場所がありました（笑）。まわりには香取慎吾さん、広末涼子さん、成海璃子さんなどがいらっしゃり、『こんなところにいていいのか？』という気持ちがあったので、大久保さんはまさに“オアシス”といった感じで」と答え、笑いを誘った。

また、お笑いと映画の仕事が同時に来たらという質問には、「この役をいただけたのも、お笑いの仕事をしていたからだと思うので、やはりお笑いの仕事を取りますね」と回答。だが、“芸人”と“役者”、どっちと言われたいかと尋ねられると「それは“役者”ですね。まわりの環境もケータリングも全然違いますから（笑）」と答えていた。

さらに舞台挨拶で大谷監督から「色気がある」と言われたことについて聞かれると「娘のおかげだと思いますね」と答え、「娘からは芸人よりも、こっち（役者）のパパの方が好きと言われます」と笑顔を浮かべていた。