沖縄を舞台にした工藤夕貴主演作『カラカラ』が、第36回モントリオール世界映画祭コンペティション部門の「世界に開かれた視点賞」と「観客賞」をW受賞した。
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同作は、沖縄独特の酒器・カラカラをモチーフに、偶然に出会った男女の心の旅を描いた作品で、現地時間8月28日の公式上映では観客から熱狂的な支持を受けていた。あまりの反応の良さに工藤も、現地滞在を延ばして閉幕式にも出席。今回の快挙については「とってもドキドキでしたが、映画のタイトルを呼ばれたときは本当に嬉しかったです。私自身、大好きな映画『カラカラ』が多くの方に支持してもらえたことがとても嬉しい」とコメントした。
また、カナダと日本を舞台にした作品を意欲的に発表し続けているクロード・ガニオン監督も閉幕式に出席。「『世界に開かれた視点賞』を受賞できたのは本当に嬉しいです。これはまさに、私が映画を作る原点だからです。今回も、見る人にもっと世界に目を向けてもらいたい、沖縄を知ってもらいたいとの思いで『カラカラ』を作りました」と語った。
『カラカラ』は2013年1月19日に新宿ピカデリーほかにて全国公開される。
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