北朝鮮から一時帰国した兄と家族の姿を描いた『かぞくのくに』が第85回米国アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表作品に選出された。
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日本代表作品としては、2009年にアカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』が有名で、その他、『羅生門』(1951年)、『もののけ姫』(97年)、『告白』(11年)などが選出されている。女性監督が選出されるのは初めてで、ヤン・ヨンヒ監督は「驚いています。怖じ気づく心を押さえ込んで闘った昨年の夏を思い出します。スタッフを信じ、俳優陣を信じ、観客を信じ、自分を信じようともがきました」とコメント。
同作は、在日コリアン二世のヨンヒ監督の実体験を基にしており、監督は「家族に会うという当たり前のことを手放してまでも世に出した作品」と、大きな葛藤を抱えながら作ったことも明かした。
今後はノミネート選考を経て、本戦に残るかどうかが決められる。第85回アカデミー賞授賞式は2013年2月24日(現地時間)にロサンゼルスで開催される。
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