大いに笑って心に染みる快作『最強のふたり』が大ヒットし、全国で満席が続出している。
同作は、車いす生活を送る大富豪と、その介護者として雇われた黒人青年の友情を描いた、実話を基にしたフランス映画。安易な“お涙頂戴もの”に陥らず、際どい毒舌も飛び交う秀逸なコメディでありながら、いつしか感動をもたらす媚びない作りが印象的だ。
9月1日に公開された同作は、公開2日間、全国49スクリーンで観客動員7万人超、興行収入7900万円超を記録。メイン館のTOHOシネマズ シャンテでは2日間の上映で19回中17回が満席に。新宿武蔵野館では2003年に3スクリーン体制になって以来の初日動員記録を更新。1スクリーンあたりの動員数は、オスカー受賞作品『英国王のスピーチ』の2倍以上となっている。
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