岩井俊二監督の8年ぶりとなる長編劇映画『ヴァンパイア』。この作品が9月15日に封切りとなり、渋谷シネマライズで行われた初日舞台挨拶に岩井監督と日本人留学生のミナ役で外国映画に初出演をはたした蒼井優が登壇した。
・岩井俊二監督8年ぶりの長編劇映画『ヴァンパイア』の予告編とポスターが解禁!
長い髪をバッサリと切り、人生初のショートカット姿で登場した蒼井は「8年ぶりに岩井監督とお仕事をさせていただいたのですが、私の映画デビュー作の『リリイ・シュシュのすべて』も、このシネマライズから上映が始まったので、今日こうして岩井さんと壇上に立てることが嬉しいです」と挨拶。
岩井監督は『ヴァンパイア』をテーマに映画を撮ろうと決めた経緯を聞かれ、「もともとヴァンパイア映画は好きなジャンルで、プロになってから1度は撮りたいと思っていました。やるのであれば、誰もやってないパターンでやってみたいと考えていたら、『太陽の下でも大丈夫なヴァンパイアがいたら面白い』と思い浮かび、そこからアイデアが沸きました」と答えた。
また、岩井監督は蒼井キャスティングの理由について「不思議な縁があって、役ができあがると、自然と蒼井さんになっていることがあります」とコメント。一方、蒼井は「外国映画への出演は初めてでしたが、全編英語ということもあり、こりゃ参ったなと思いました」と話し会場を沸かすと、「近年、岩井さんはプロデューサー業に専念されていたので、岩井さんの長編が見たいなとずっと思っていました。ですから今回、監督・岩井俊二に会えたことが泣けるほど嬉しかったし、自分がそこにいられると思っていなかったので、とても幸せでした」と続けた。
この日は、“変態な純愛”を全うする『ヴァンパイア』の主人公に絡め、お互いの変態度は何%と思うかを、フリップに書かせる催しも。
蒼井が記した岩井監督の変態度は「∞(無限大)」。意味を聞かれた蒼井は「お会いする度に変態度が増している気がするので(笑)」と回答。岩井が「それじゃあまるで危ない人みたいじゃないですか(笑)」と言い返すと、蒼井は「『花とアリス』に出演したときも、どうして男性なのに女性の心のひだが分かるのか不思議だったのですが、今回の台本を受け取ったときも変態度が高かったです」と答えた。
一方、岩井監督はそんな蒼井の変態度について「僕の台本に食いついてくるくらいなので、それなりの変態度があると思いますよ(笑)」とコメント。それに対し蒼井は「監督に、まだ映画化されていない台本を読ませてもらったのですが、それもかなり変態でした(笑)」と明かし、「みなさん、それも楽しみにしていてください」と岩井監督の次回作もアピールしていた。
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