韓国で大ヒットした『王になった男』のプロモーションのため来日中のイ・ビョンホンが、1月29日にザ・ペニンシェラ東京で記者会見に臨んだ。
本作は、実在した朝鮮15代目の王・光海の秘密に迫る、史実にフィクションを織り交ぜた歴史大作。暴君である王と瓜二つだったため、王の影武者をつとめることになった道化のハソン(イ・ビョンホン)が、最初は戸惑いながらも、次第に民のことを考える真の王として周囲を魅了していく様子が描かれていく。
ビョンホンは「来日するのも久しぶりですし、このように記者会見をするのは久しぶりなので、とても嬉しくて胸がときめいております」と挨拶。
初めての時代劇で暴君と心優しい道化師の2役を演じたことについて聞かれると、「時代劇も、王の役を演じるのも初めてでしたが、これまで、時代劇を避けていたわけでも、本作が時代劇だから挑戦しようと思ったわけでもありません。この作品が非常に素晴らしく、楽しいと思えたので出演を決めたのです」と答えた。
本作は韓国で観客動員1230万人を超え、同国映画史上歴代3位の大ヒットを記録している。それだけの大ヒットになった要因を尋ねられると、「イ・ビョンホンが出演しているからでは」と答え、すぐに日本語で「冗談です(笑)」とコメント。
「この作品は歴史的事実を基盤にしていますが、実際に王の日記を見ると、映画で描かれている15日間は空白になっているんです。そこからヒントを得て、空白の15日間にこういうことが起きたらどうだろうかというフィクションを加味して作られました。史実が基になっているからこそ、みなさんが関心を持ってくれたのだと思います」と話した。
また、俳優として身体的、精神的に気をつけていることを聞かれると、「俳優という職業は何かを練習したり勉強したりして深みを出せるものではないと思う」と自身の俳優論を披露。
「というのも俳優は人生を語り、人生を自分の体で演技して見せるからです。だから、本を読んだり、自分を磨いたりすることで俳優をできるとは思っていませんし、後輩には『分別を持ってはいけない』と言っています。俳優はときに、突拍子もないようなアイデアが必要で、分別があり過ぎると、そういった芽を摘み取ってしまうと思うからです」と述べ、「親が1番よく口にする小言は『もっと大人になれ、分別を持て』だと思いますが、私は後輩に反対のことを言っているわけです」と続けていた。
『王になった男』は2月16日より新宿バルト9、丸の内ルーブルほかにて全国公開となる。
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