阪本順治監督最新作『人類資金』に、『バッファロー’66』や『ブラウンバニー』などで日本でも人気のヴィンセント・ギャロが出演していることがわかった。ギャロにとって日本映画への出演は初めてとなる。
・佐藤浩市、香取慎吾が10兆円を狙う! 阪本監督の重厚娯楽作『人類資金』で豊川悦司らと豪華競演
同作は『亡国のイージス』の阪本順治監督と福井晴敏(原作)が再タッグを組んだエコノミックサスペンス大作。太平洋戦争後、敗戦をよしとしない一部の軍人によって日本軍の秘密資金である600トンにも及ぶ金塊が持ち出される。その回収に笹倉雅実大尉が向かうが、彼はそれを軍に戻さず、この先、世界を席巻する「資本」との戦いに備えるために海へと沈める──。
映画は、それから70年近く経った現在の日本を舞台に、10兆円ともいわれるその“M資金”をめぐって暗躍するさまざまな組織や人物たちを描き出していく。
ギャロが演じるのは、佐藤浩市演じる真舟らを追い詰めるニューヨーク投資銀行員ハロルド・マーカス。ほかにも豊川悦司、寺島進、仲代達矢、オダギリジョー、香取慎吾、森山未來、観月ありさら日本屈指の俳優陣が出演している。
ギャロの出演に関し阪本監督は「ヴィンセント・ギャロに是非参加して貰いたいと思ったのは、彼の監督作品を観て、彼本人を想像した時、純粋ゆえに異端、強い愛着と拒絶、攻撃と自虐、建設と破壊……相反するものをいくつも自身の中に抱え、常に本当の居場所を求めて彷徨う、そんなイメージが浮かび、それが役のハロルドの孤立感と重なり合ったからです。彼は、私というより日本のクルーと仕事できることを心底喜んでくれていたし、それ以前に、『この脚本に書かれていることは完璧に理解できる』と言ってくれました。撮影は、初めはお互い手探りで、それこそ撮影現場を彷徨うこともありましたが、彼の放つ異彩は、一気にハロルドの架空性を消し去り、怖れさえ覚えました。 心底、ヴィンセントに感謝しています」とのコメントを発表している。
『人類資金』は10月19日より全国公開となる。
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