『パシフィック・リム』でハリウッド進出の芦田愛菜、「チャンスがあれば」と今後に意欲

左からケンドーコバヤシ、芦田愛菜、菊地凛子
左からケンドーコバヤシ、芦田愛菜、菊地凛子

8月9日に公開初日を迎えたハリウッドが手がけた本格怪獣映画『パシフィック・リム』。その舞台挨拶が8月10日に新宿ピカデリーで行われ、同作でヒロインを演じた菊地凛子と、その子ども時代を演じた芦田愛菜、ロン・パールマン演じる憎めない悪役の吹き替えをつとめたケンドーコバヤシが登壇した。

[動画]ギレルモ・デル・トロ監督、菊地凛子、芦田愛菜/『パシフィック・リム』来日記者会見

高知県などで、2007年以来6年ぶりに最高気温が40度を超えたこの日、猛暑の中、3人は涼しげな浴衣姿で登場。完成作を見た感想を聞かれると、菊地は「こういう映画に出るために生まれてきたんじゃないかなと思う。子どもの頃からこういう映画を見て育ってきたので、出られたことで夢が叶ったという感じ」と喜びのコメント。

芦田は「ものすごくビックリしました。映画を見ている間、体に力が入りすぎたので見終わったら汗びっしょりでした。こういう素晴らしい作品に出演することができて嬉しいです」と笑顔を見せ、ケンコバは「(共演の)声優さんたちが、僕が見ていたアニメに出ていた人ばっかりだったので興奮を覚えました。役の上ですけど、古谷徹さんに対してバカヤローとか言っちゃったりして」と裏話を披露した。

“KAIJU(怪獣)”を倒すために作られた人型巨大兵器“イェーガー”のパイロットとして活躍する菊地は、ロボットを操縦するコックピットでの演技について「5階建てくらいのリアルサイズのロボットの頭を実際のセットで作った。水を浴びたり、火の粉を浴びたり、本当に戦っているんです。スーツも本当に重かったので、叫ばないと動けない。こんなに体力を消耗する作品は今までになかった」と撮影で大変だったことを振り返ると、「でも(デル・トロ監督が)辛くなるとトトロの歌を歌ってくれた」と続けた。

一方、KAIJUに襲われるシーンを熱演した芦田は、実際にKAIJUがいない中で演技をしたそうで「KAIJUが見えない中で演じるのは難しかった」とコメント。菊地は、そんな芦田に「愛菜ちゃんは天才!集中力が半端ないのでトトロの歌なんていらないです(笑)。実際にはKAIJUはいないけど、愛菜ちゃんが演じているのを見るとKAIJUが見えてくる」と声をかけ、その才能を絶賛していた。

また本作で、正真正銘のハリウッドデビューをはたした芦田は、今後ハリウッドからオファーがきたらどうするかという質問に「菊地凛子さんが格好良かったのでチャンスをもらえたらチャレンジしたいです」と答え、ハリウッド進出にも意欲を見せていた。

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