「お母さんともっと近い関係に」堀北真希が主演作舞台挨拶で母への思いを吐露
堀北真希が主演した心温まる感動作『麦子さんと』の完成披露舞台挨拶が8月29日にスペースFS汐留で行われ、堀北と吉田恵輔監督が登壇した。
堀北が演じるのはアニメ声優を目指す23歳の女性。頼りない兄と2人で暮らす家に、幼い頃に自分たちを捨てて家を出た母親が戻ってくることからはじまる母子の物語で、兄を松田龍平が、母を余貴美子が演じている。
吉田監督自身の母親への思いをもとに8年の構想を経て完成した、熱い気持ちが込められた本作。監督の熱烈オファーにより堀北が主演することになったが、監督は「堀北さんが勝手に頭のなかや台本のなかで動いていたので、実際に演じていただいてすごく嬉しい」と笑顔を浮かべた。さらに、実際に仕事をしてみた感想については「堀北さんはものすごくプロの女優だという感じがして、氷点下のなか、意地悪な格好させても嫌な顔せず、本当に信頼できる女優さんなんだなとびっくりしました」と高く評価していた。
また、堀北と松田の共演について「この2人(堀北と松田)が一緒にいたら気持ち悪い雰囲気になるんじゃないかと思って」と独自の見解を披露した吉田監督。すると堀北は「自分のお芝居のやり方が合っているかなという不安はありましたが、兄妹の関係性は、ちょっとクスっとわらっちゃうような空気感ができればいいなと思って」と演技のポイントについて明かした。
アニメ声優を目指しているという設定については「まだ(声優を)目指している段階なので、完璧じゃなくても良いかなと思いながらも、不安だったので練習しました」と堀北。吉田監督は「出来上がったアニメが萌え系で、おかしな感じだったので、胸が痛くなりました(笑)」と満足げだった。
松田聖子の名曲「赤いスイートピー」が挿入歌として使われていることも話題となっているが、吉田監督は「恋愛をテーマにした歌なので(本作とは)結びつきはないんですが、僕が家族で暮らしていたのが低学年くらいで、ちょうどその頃、団欒をしていたときにかかっていたんです。僕にとって家族と切り離せない部分もあるので、使わせていただけて本当に光栄です」と嬉しそうだった。
「この作品は、自分の母親に一番に見てもらいたいと思っていた」という吉田監督だが、「撮影が始まる前に亡くなってしまって。今、後悔の塊なので、この映画を見て親を大事にしていただければと思います」と呼びかけていた。一方、若かりし頃の母親の役も演じた堀北は「自分のお母さんがお母さんになる前はどんな風だったんだろうとこの映画を見て思いました。皆さんもこの映画を見たら、お母さんともっと近い関係になれるのかなと思います」と、映画の見どころを語っていた。
『麦子さんと』は12月21日よりテアトル新宿ほかにて全国公開される。
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