堀北真希が声優を目指すオタク系女子を演じる映画『麦子さんと』が、今秋劇場公開されることがわかった。
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同作は、亡くなった母・彩子の納骨のために、母が青春時代を過ごした田舎町にやってきた麦子が、母がかつてこの町のアイドルだったことを知るというもの。麦子にとって母は、自分と兄を置いて出ていった最低の存在のはずだったが、この町で数日間を過ごし、町の人を通して今まで知らなかった母の一面に触れるうちに、次第に心に変化が訪れるというストーりーだ。
主人公の麦子役に堀北、兄の憲男役に松田龍平、母の彩子役に余貴美子が扮し、『純喫茶磯辺』や『さんかく』などで注目を集める気鋭の若手・吉田恵輔が監督をつとめる。撮影は1月23日に始まり、2月16日にクランクアップ済み。
麦子を演じた堀北は「麦子が、母との再会、そして永遠の別れを通して一歩大人になる、その過程の複雑な感情を思い描きながら演じました。監督からドキュメンタリーみたいな自然なお芝居をしてと言われ、とても難しかったですが、大袈裟にならず、見ている方に感情移入してもらえるよう頑張りました」とコメント。
憲男を演じた松田は「家族の話ですし、実際に妹もいるので、共感できる部分があって、楽しかったです」と話し、彩子に扮した余は「吉田恵輔監督、吉田組は今までの現場で味わったことのない不思議な雰囲気でした。監督の人柄なのか、声を荒げる人もなく、誰もささくれ立っていない粛々と現場が進んでいく感じは初めての体験でした」と撮影を振り返っている。
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