『K-20 怪人二十面相・伝』ヒロインの松たか子、続編では郵便ポスト役で出演!?

金城武(左)と松たか子(右)
金城武(左)と松たか子(右)
金城武(左)と松たか子(右)
左から金城武、松たか子、仲村トオル、本郷奏多

日本の少年少女を魅了し続けてきたダークヒーロー、怪人二十面相をめぐる痛快活劇『K-20 怪人二十面相・伝』。この作品の公開初日の舞台挨拶が東京・銀座の劇場で行われ、金城武、松たか子、仲村トオル、國村隼、本郷奏多ら出演者と佐藤嗣麻子監督が登壇。映画の面白さを語った。

1949年の架空都市“帝都”を舞台にした本作。「怪人二十面相は誰なのか」という謎を追うストーリーのため、面白さを半減させてしまうネタバレは厳禁。名探偵・明智小五郎を演じた仲村は、今まで“核心部分”について明かせなかったのがとても辛かったそうだが、この日は“映画観賞後”の観客に向けての挨拶なので、「やっと本当のことを話せます」と嬉しそう。……が、その直後に司会者から「マスコミの方々もいらっしゃっているので、ネタバレはご遠慮を」という、控えめながらも有無を言わせぬ念押しがあり表情が一変、本当にがっかりした様子だった。

ようやく初日を迎えた喜びで倒れそうだと話すのは主演の金城。彼は怪人二十面相を追いつめる曲芸師を演じているが、仲村が話したくて仕方なかったネタバレ部分を含め、脚本を初めて読んだときの感想を聞かれると、「ハハーン、こうくるかと思いました」と含み笑い。ヒロイン役の松たか子は、「その手があったか!という新鮮な驚きでした」と話していた。

「アクションやCGもすごく迫力があって、とにかくお金がかかっているな〜と思った」と話すのは小林少年を演じた本郷奏多。「脚本もすごく面白くて、その時代に居るかのような気持ちで読み進めました。でも、最後は……」と、思わずここでネタバレすれすれの発言が飛び出してしまい、かなり青ざめていた。

初日舞台挨拶の回のチケットが1、2分で完売してしまうなど、大きな期待が寄せられていた本作だが、すでに公開前から続編を望む声が高まっていたという。そこで、もし続編が作られたらどんな内容がいいか聞かれた金城は、「(國村と高島礼子が演じる)源氏さん夫婦のラブシーンを入れてほしい」とコメント。監督によると、怪人二十面相は原作では郵便ポストや巨大カブトムシにも変装するそうだが、それを受けて松は、「(続編では)新たなヒロインが登場するんじゃないでしょうか。私はポストなんかに変装して、平行移動しながら(金城扮する)平吉さんを見守るくらいな感じで(笑)」と話していた。一方、先ほどの失言以来、ブルーな気分がぬぐえない様子の本郷は、「大失敗をしてしまったので、もう呼んでもらえないのでは……」と気弱な笑みを浮かべていた。

ネタバレ禁止で話すことがなくなってしまったらしい仲村だったが、続編については、「本郷君が“顔ちぇき”を3回やったら3回とも、僕に似ていると出たそうなんです。なので、続編があったら“成長した小林少年”の役で」と語っていた。

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『K-20 怪人二十面相・伝』2008年12月20日より全国東宝系にて公開