ゴミ屋敷の淫乱女を演じた濱田マリ。ゴミ女の心理を理解しつつも、実生活ではキレイ好き!
直木賞作家の奥田英朗の原作を、『パコと魔法の絵本』の中島哲也監督が脚本化、新進気鋭の宮野雅之が監督した『ララピポ』(2月7日より公開)。風俗専門のスカウトマンや対人恐怖症の高学歴フリーター、風俗に墜ちていくOLなど、目を覆うばかりのダメ人間たちが、大都会・東京でしたたかに生き抜いていく姿をパワフルに活写した作品だ。この奇跡のサバイバル・エンタテインメントで、ダメ人間の1人、ゴミ屋敷に住む淫乱主婦を演じた濱田マリが、15日、映画のトークショーに出席。宮野監督とトークを繰り広げた。
本作でデブ専AV女優を演じた村上知子、若妻を演じたインリン・オブ・ジョイトイが昨年、結婚。さらにはスタッフも相次いで結婚するなどオメデタ続きの『ララピポ』だが、濱田自身も昨春に再婚している。トークショーでその話題が出ると会場からは拍手が。濱田は笑顔で、「二回目なので、拍手は“エア”でいいですよ。おめでとうも“口パク”で」と話していた。
ゴミ屋敷に住む淫乱主婦という役柄については、「スパイシーな役は大好物! 混沌とした中で苦しんでいる女性の役で、自分の引き出しにないものを要求される難しい役でした。でも、難しい役だからこそ、他の人には絶対やらせたくなかった」と女優魂を見せつけた。
ゴミを溜め込む女の心理について、「彼女の中で、“ゴミ”は“ゴミ”ではないと思う。自分ひとりでは抱えられない秘密があってとても苦しくて、その苦しみを少しでも隠そうとゴミを溜めていったんじゃないかと思います」と理解を示したが、実生活では「家事の中では掃除が一番好き。だからゴミは毎日捨てています」とのこと。ゴミ出しも自ら行っているそうだが、旦那さんに頼まないのかと聞かれると、「させられないです! 殿方に、そんなお家のことは」と、古風な一面をのぞかせていた。
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