美しいヴァンパイアの青年と孤独な美少女の禁断の恋を描いたベストセラー小説を映画化した『トワイライト〜初恋〜』。3,700万ドルという控えめな製作費ながらも、アメリカ、イギリス、イタリアをはじめ世界21カ国で初登場1位を記録、全世界での興行収入が36億ドルを突破した(2009年2月27日現在)この話題作に出演したロバート・パティンソン、クリステン・スチュワート、テイラー・ロートナーの3人が来日し、2月27日、東京・恵比寿のガーデンルームで記者会見を行った。
10代の女の子たちが熱狂するこの作品。とりわけ、ヴァンパイアである主人公エドワードを演じたロバートは、イベントで失神者が出るほどの人気ぶり。出演にあたり、原作者のステファニー・メイヤーからどんなアドバイスを受けたかを聞かれた彼は、「彼女は実に寛大で、とても自由に演じさせてくれました。それがとても良かったと思います」と、素晴らしい環境の中で伸びやかに演じられたことを教えてくれた。
ロバートは、大ヒット作『ハリー・ポッター』シリーズでホグワーツ魔法学校の代表セドリック・ディゴリーも演じていて、2作の違いについてこう語る。「『ハリー・ポッター』は全てがファンタジーの世界。『トワイライト』はファンタジーの要素もあるけれど、人間関係に描写が当たっています。それに、セクシュアルな部分もある。『ハリー・ポッター』にはそういう部分はありませんよね(笑)」
繊細でミステリアスな魅力を持つヴァンパイア。ロバートはその役作りのために、一時期、人との接触を断ったという。「その間は本を読んだりして過ごし、集中力を高めることができました。長い間、社会から自分を遮断するというのはあまりない経験なので、僕としてはかなり楽しむことが出来ました」とロバート。一方、そんなヴァンパイアと恋に落ちる人間のヒロイン・ベラを演じたクリステンは、「自分に近い役なので、特に役作りの準備はしませんでした。でも、ロバートと一緒に、ヴァンパイアと私とがどれくらいの距離を保てば互いのエネルギーを感じ取れるのかとか、相手はどんな匂いがするんだろうとか、触れるとどういう感触がするのかということを話し合ったりしました」と語っていた。
最後に、ヴァンパイアの魅力について聞かれたロバートは、神のような存在でいながらも、人間の血を必要とする──人間に頼らなければ生きていけないという部分が人々を魅了するのではないかと語り、さらに、「ヴァンパイアは首に噛みつきますが、そこにセクシーな魅力があるのでは」ともコメント。そして、今回ヴァンパイア役を演じて、「いかにヴァンパイアの熱狂的なファンが多いかを知り、とても驚きました」と話していた。
『トワイライト〜初恋〜』は4月4日より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。
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