ハワイ島の小さな町ホノカアを訪れた青年が、様々な出会いの中で成長していく姿を描いた映画『ホノカアボーイ』(3月14日より全国東宝系にて公開)。穏やかな人々と、心をジンワリ温めてくれる美味しい料理の数々が印象的で、男の子版『かもめ食堂』とも言うべき作品だ。5日、このハートウォーミングムービーの特別試写会が都内で行われ、主題歌『虹が消えるまで』を作曲した斉藤和義と歌を担当した小泉今日子がミニライブを行った。
映画と同じようなゆったりしたムードがただよう中、斉藤がつま弾くギターに合わせて『虹が消えるまで』を歌った小泉。「レコーディングでは(斉藤と)一緒でしたが、みなさんの前で2人で歌を披露するのは最初で最後かも」と微笑む一方、「映画に出ることはありますが、(主題歌を)こういう場で歌うのは初めて」とのことで、歌い終わった後は、「緊張してプルプル震えてました」と打ち明けた。
司会者から音楽作りについて聞かれた斉藤は、「原作を読んでいたので、そのイメージを思い浮かべて…。それから、(小泉)今日子さんはブレスのエロさで有名なので、できるだけブレスしてもらおうと(笑)」と、“一工夫”を告白。今日の歌についても「エロかったです」と満足げだった。
ミニライブの後には、主演の岡田将生と原作者の吉田玲雄(れお)も登場。小泉とは友人同士だという吉田は、ライブについて聞かれると、「10年前に一緒に行ったカラオケ以来なので感動しました」とコメント。ちなみにその時は『なんてったってアイドル』を歌ってくれたそうだが、小泉は「リクエストされて、ですよ」と苦笑いしながら付け足していた。
小泉、斉藤とは初対面という岡田は、大御所を前にガチガチで、「何を言っていいのかわからないくらい緊張しています」と話していたが、映画の舞台でもあり撮影場所でもあったホノカアの魅力について聞かれると、「1カ月半居たのですが、人々が本当にアットホームに迎えてくれて」と笑顔を浮かべていた。映画では、倍賞千恵子扮するヘンクツ者のビーさんに美味しい手料理をふるまわれていた岡田だが、「(撮影時は)毎朝毎朝、みそ汁を食べて、お肉をずっと食べていたので太っちゃって……」と撮影時を振り返っていた。
一方、初対面の岡田について「同じものを食べて育ったとは思えない美しさで…」と、イケメンぶりに感嘆した様子の小泉。「(食べ物は)何が好きなんですか?」と聞くと岡田は「そうですね、ご飯ですね」と回答。それを聞いた小泉は「ご飯を食べないといけないですよね」と大きくうなずいていた。
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