オードリー・ヘプバーン幻の主演作『マイヤーリング』が、ついに今冬日本でも上映に

2013.09.30

『マイヤーリング』ビジュアル
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『ローマの休日』や『マイ・フェア・レディ』をはじめ、数多くの作品でキュートな魅力を振りまき、世界中から愛されたオードリー・ヘプバーン。彼女の唯一の未公開作『マイヤーリング』が、1993年のヘプバーン没後20周年を迎える今年、ついに日本でも劇場公開されることがわかた。

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本作は、1930年に書かれた小説「うたかたの恋」（オーストリア＝ハンガリー帝国の皇太子ルドルフと男爵令嬢マリーとの心中事件を綴った作品）を原作に、ヘプバーンが当時の夫メル・ファーラーと共演。米NBCのブロードキャスト映画シリーズ「プロデューサーズ・ショーケース」の目玉企画として、1957年2月4日の20時から全米で1度だけオンエアされたテレビ映画。

だが、そのオンエア以降は世界中どこでもまったく見る機会のない幻のヘプバーン主演映画として名前だけが伝説化（※欧州で劇場公開されたことがあるとの情報あり）。それが今回、当時のテレビ録画技術キネスコープ・レコーディングで保存されていたマスターをHDで復元化し、2013年6月にドイツ・ミュンヘンにおけるヘプバーン記念展でワールドプレミア上映が行われた。

当時のテレビ映画としては破格の製作費50万ドルを投入。監督には同じ題材を扱った1935年のフランス名画『うたかたの恋』をはじめ数々の名作を監督しているアナトール・リトヴァクを起用。また当時のテレビショーはライブ放送だったため、演技シーンは生放送での演技となっている。

『マイヤーリング』は、今冬、全国公開予定。