松本人志監督、興奮して暴走する大地真央の鞭打ちから大森南朋を守った!?

2013.10.06

『R100』初日舞台挨拶。左から佐藤江梨子、寺島しのぶ、大森南朋、松本人志監督、大地真央、渡部篤郎、渡辺直美

お笑い界のカリスマ松本人志の監督4作目となる『R100』が10月5日に公開となり、新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶に、松本監督をはじめ、大森南朋、大地真央、寺島しのぶ、佐藤江梨子、渡辺直美、渡部篤郎が登壇した。

この日の舞台挨拶は上映後に行われ、思いっきりMな主人公を演じた大森は「みなさん、ご覧になった後ということで、僕をどんな目で見ているか不安になりますが（笑）、初日に来ていただいてありがとうございます」と挨拶。

本作を見終えたばかりの観客が登壇者に質問するコーナーもあるということで、大地は「独特で個性的で、ほかにはないこの作品の感想、ぜひ聞きたいです」と話し、寺島も「上映後ということでドキドキですが、みなさんの感想楽しみです」と語った。

寿司屋でSっぷりを発揮する女王様役を演じた佐藤は「今日公開ということで、お寿司屋さんに行くのがちょっと怖いです。どんな目で見られるのか」と苦笑いを浮かべると、強烈なキャラのS嬢に扮した渡辺は「私はドMなので、最初、女王様の役と聞いてどうなるか不安でしたが、やればやるほど気持ちよくなりました」と笑顔で撮影を振り返っていた。

一方、『R100』を2度見たという渡部は「とても知的な映画で、改めて監督はすごいなと感じています」と絶賛すると、松本監督は「撮影は淡々とうまくいき、女王様たちは誰とも恋に落ちず、ややこしい関係にもならず良かったなと感じています」と笑顔。「この映画がどこまでヒットするかわかりませんが、ぜひ『そして父になる』を見て、『そして父はＭになる』（※『R100』のキャッチコピーが“父はM。”）を2部作と捉えて見ていただけたらいいのではないでしょうか」と語りかけ、笑いを誘った。

その後、観客からの質問コーナーに突入し「自分のなかでSやＭを見つけた瞬間があるか？」という質問が。これに寺島が「私、Ｍなんですけれど、撮影中、叩けば叩くほど気持ち良くなった（笑）。M同士だと楽しくないから、Sになったり、相手によって変わるのではないか」と答えると、佐藤は「Sの方が頭や体を使うのかなと思います。（劇中で寿司をつぶした瞬間は）ドーンという感じでした。撮影後、手の平が真っ赤で痛かったです（笑）」と話した。

また大地は「撮影中、興奮してきて」とSっぷりにエンジンがかかってきたことを明かすと、鞭で打つシーンについて「大森さん、すみませんでした（笑）」と謝罪。「やっていくうちに自分でもわからない自分が出てくるんだな」と続けると、その言葉を受け松本監督は「確かに大地さんの鞭打ちはすごくて、『カット』の言葉をかけたときも、『OK』というより（打たれている）大森さんがかわいそうになったから（笑）。寺島さんもなかなかで、誰かハマった方がいたみたい」と明かし、撮影後、鞭が2つくらいなくなったという噂を報告。さすがにこの噂には、大地も寺島も「私じゃありません」と笑顔で否定していた。