ミッツ・マングローブ、精神的な恋より、まずは肉体!?/『恋するリベラーチェ』イベント
映画『恋するリベラーチェ』の公開直前イベントが10月29日に新宿ピカデリーで行われ、ミッツ・マングローブとおすぎ&ピーコが登壇しトークを繰り広げた。
同作は、名ピアニストにして天賦の才能を持つ斬新奇抜なエンターテイナーで、舞台やテレビでド派手な衣装を着用していた大スター、リベラーチェの半生を描いた作品。1977年の夏、彼のもとを見知らぬハンサムな青年スコットが訪れる。年齢も住む世界も異なる2人は互いの魅力に取りつかれ、秘められた恋愛関係がスタートするがというストーリーで、リベラーチェをマイケル・ダグラス、スコットをマット・デイモンが演じている。
この日、リベラーチェさながらの豪華衣装を身にまとい、スコットのような付き人にエスコートされながら登場したミッツは、「昼間っからオカマにこんな格好させて」と言いながらも、ご満悦の様子。
そんなミッツに対しおすぎは「あなたがメインだから、私たちなんて付き添いよ!」と投げやりに言い放ったものの、作品に関しては「最初に2人がジャグジーに入るシーンがあるんですけど、冒頭からあの2大スター(ダグラスとデイモン)が一緒にお風呂に入っちゃってド肝を抜かれたわ。あと、ロブ・ロウはデビュー当時美青年だったのに、汚くてビックリ。でも、さらりと出来ているゲイの映画」と絶賛。ミッツも「イヤラシくしようとか、ドロドロさせようとか、泣かせようとかがなくて良かったわよね」と褒め称えた。
一方、ピーコはリベーラーチェに関して「昔は日本でも演歌の人くらいしかスパンコールなんて付けなかったからね。彼はステージ衣装だけでなく、私生活も、ファッションに留まらずインテリアも何もかもすごかった。豪華なだけじゃなく、本当に良いものを持っていたのもすごい。ただ、もちろん衣装も素晴らしいけど、派手なだけでなく、やっぱりピアノが素晴らしかったから評価されたんだと思う」と話した。
また、「今、恋してるか?」という質問に、ミッツは「恋なんかもういい、心とかはもう二の次三の次でいいから、まずは肉体よ! 今さら心通わすことなんてできないわよ」とコメント。リベラーチェとスコットの恋愛に関しては「スターの恋、同性愛について知らない人が見ても、そうなんだなぁって思える作り方だし、その道の人が見ても、ドキッとするような要素が散りばめられていたと思う」と語っていた。
『恋するリベラーチェ』は11月1日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。
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