『ホーホケキョ となりの山田くん』以来14年ぶりに高畑勲監督が手がけたアニメ映画『かぐや姫の物語』。かぐや姫が月に帰って行ったのが満月の夜であることにちなみ、本作の公開前では最後の満月の夜となる11月18日に六本木ヒルズアリーナで女性限定のイベントが行われ、声優をつとめた朝倉あき、宮本信子と主題歌を歌う二階堂和美が登壇した。
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この日は1500組のなかから選ばれた300人の女性客が会場を埋め尽くすなか、3人が拍手に迎えられて登場。主人公のかぐや姫の声を演じる朝倉は、公開が目前となった今の気持ちを聞かれ「ドキドキしています」と初々しい表情をのぞかせた。
かぐや姫役はオーディションで射止めたそうで、「いつも受けている映画やドラマのオーディションとそんなに違いはなかったんですけど、そんなに広くない空間に、壁中にスタッフさんがズラッといた(笑)」とコメント。とっても緊張したと明かすと、「(オーディションが)終わった後は、私のなかではダメだったと思いました。帰り道はだいぶ落ち込んでしまい、後ろから呼び止めるマネージャーさんの声を無視しながら帰りました」と振り返った。
その後、見事役を勝ち得た朝倉は、抜てきされた理由を高畑監督に直接尋ねたそうで、「そうしたら高畑監督は、悲しみ方が良かったといってくださいました」と話していた。
また、アニメの声優が初めてという宮本は、かぐや姫の媼(おうな)役で本作に参加することが決まったときのことについて「(高畑監督が演出を手がけていた)『アルプスの少女ハイジ』の大ファンで、本当はハイジを演じたかったんですけど、それは無理なので、ジブリからお話があったときはかなりミーハーなものですから、ぜひ!と答えました」と笑顔で答えた。
宮本同様に朝倉も、出演が決まったときのことを聞かれると「もともと、高畑監督の『おもひでぽろぽろ』が大好きな作品の1つだったので、高畑監督と私が一緒に仕事をすると思うと、眠れないくらい嬉しかったです」と回答。
二階堂も同じ質問に「監督が私のことを知っていたことに、まず驚きました。私に主題歌を任せてくださるという勇気に、チャレンジャーだなと思いました(笑)」と茶目っ気たっぷりに答えていた。
その後、二階堂が本作の主題歌「いのちの記憶」をはじめ4曲を熱唱。最後には「あと1分ください」と観客に呼びかけると、即興で5曲目となる宮本が大好きという『ハイジ』のテーマ曲を披露し、会場を沸かせていた。
『かぐや姫の物語』は11月23日より全国公開となる。
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