青木琴美原作の同名人気コミックを佐藤健主演で映画化した『カノジョは嘘を愛しすぎてる』。この作品の完成披露舞台挨拶が11月20日にTOKYO DOME CITY HALLで行われ、劇中に登場するCRUDE PLAY(クリュードプレイ=通称“クリプレ”)とMUSH&Co.(マッシュアンドコー=通称“マッシュ”)がライブパフォーマスを披露し会場を沸かせた。
・CRUDE PLAYとMUSH&Co.のライブ風景、その他の写真
同作は、音楽業界を舞台に、天才サウンドクリエイターの小笠原秋(佐藤健)と、普通の女子高生から突如スターへの階段を駆け上がる天才の歌声を持つ女子高生・小枝理子(大原櫻子)との恋を描いたラブストーリー。
この日の舞台挨拶には佐藤と、5000人の応募者のなかからオーディションでヒロインの小枝理子役を射止めた大原のほか、三浦翔平、窪田正孝、水田航生、浅香航大(以上4名はクリプレ)、吉沢亮、森永悠希(以上2名は大原とともにマッシュ)、相武紗季、反町隆史、音楽プロデューサーの亀田誠治、小泉徳宏監督が出席した。
クリプレのヴォーカル・坂口瞬役を演じた三浦は、音楽について「曲も歌詞も、亀田さんが素晴らしいものを作ってくださったので、僕らは頑張ってそれに乗っかるだけ。劇中のCRUDE PLAYは本当に大人気なんです。CDを出せばオリコン1位だし、ライブをすれば東京ドームのチケットが3分でソールドアウトしてしまうモンスターバンド」と話すと、自分たちが演じたクリプレも実際にCDデビューしていることに触れ、「僕たちはこの映画がヒットしなければ解散してしまうかもしれない。だから、僕たちは崖っぷちバンドなんです」と話し笑いを誘った。
一方、マッシュのヴォーカル・小枝理子役の大原は「はじめまして。今、心臓の音が聞こえるくらい緊張しているんですけど、撮影が終わってからこの日を待ちわびていました」と初々しく挨拶をした。
その後、登壇者1人ひとりが挨拶をし終えると、司会が「今日は完成披露試写会でありますが、何と言っても『カノ嘘』は音楽が大事な映画。5000人から選ばれた歌声を聞いてみたいと思いませんか?」と会場に呼びかけ、会場からも大きな拍手が巻き起こった。
マッシュが披露したのは、彼らのデビュー曲「明日も」。劇中に登場するアーティストの楽曲制作すべてを手がけた亀田は、この曲について「コミックのなかでも映画のなかでも、ペプシコーラのコマーシャルソングとして使われている。街中にMUSH&Co.のポスターが貼られ、街中でこの曲が流れている状況をイメージして作った」と説明していた。
だが、生ライブはこれで終わらず、今度はクリプレが登場。「キャー」という歓声が響き渡るなか4人が登場。やがて歌い終えると三浦は映画の撮影でもこの場所を使ったと明かし、「撮影時はこんなにも大勢のお客さんが入っていなくて、僕たちの寄りを撮っているときなんか、1〜2人だった。引きのシーンを撮っているときでも1階が埋まるくらい。今日は4階までいらっしゃって」と感慨深げ。
一方、大原は「すごいビックリしたのがペンライト(サイリウム)をみなさんが持っていてくださったこと。星のなかで歌っているみたいで、すごい気持ち良かったです」と話していた。
『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は12月14日より全国東宝系にて公開となる。
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