4月6日の午後11時に締め切られた「AKB48選抜総選挙」。今年は立候補資格を有する者が310人いるなか、296人が名乗りを上げた、昨年の248人より大幅に増えた。そうしたなか注目は、昨年、大島優子を破って見事1位の座を射止めた指原莉乃が今年も首位を守り、AKB史上初の2連覇をはたせるかどうか。
AKB48選抜総選挙は、AKB48のニューシングルを歌えるメンバーを選ぶファンによる人気投票で、2009年よりスタート。下記のようにこれまでに5回行われていて、最初の4回を前田敦子と大島優子が隔年で1位を分け合い、5回目となる昨年、はじめて前田でも大島でもなく指原がトップになったわけだが、この3人がいずれも、太田プロに所属するタレントであることをご存じだろうか?
【第1回】AKB48 13thシングル選抜総選挙(2009年/1位:前田敦子)
【第2回】AKB48 17thシングル選抜総選挙(2010年/1位:大島優子)
【第3回】AKB48 22ndシングル選抜総選挙(2011年/1位:前田敦子)
【第4回】AKB48 27thシングル選抜総選挙(2012年/1位:大島優子)
【第5回】AKB48 32ndシングル選抜総選挙(2013年/1位:指原莉乃)
もともと、AKBはoffice48に所属する形でスタートした。それが今のように大きくなっていった要因は、スタッフやメンバー1人ひとりの努力など、いろいろなものがあっただろう。そのなかの1つとして挙げられるのが、所属メンバーを太田プロ、ホリプロ、尾木プロなどに所属させたこと。これによって大手事務所が所属タレントになったメンバーを推すようになり、スターへと引き上げるパワーがアップ。ブレイクへのきっかけになっていったわけだ。
一方、AKBの成功によって増えていったのがグループアイドルの数。今や自称アイドルを含むアイドルたちのなかで、歌やダンスを披露するグループに入っていない子を探す方が難しいくらい。衣装も今でこそバラエティに富んできたとはいえ、グループが増え始めた当初はAKBにそっくりの制服姿が圧倒していた。
そうしたなか、頭ひとつ抜け出したのが、スターダストプロモーションから誕生した「ももいろクローバーZ」。そのヴァラエティに富んだ活動内容は、サブカル、アニメなど、AKBとは一線を画し、気がついてみれば夢だった紅白の出場も、日本武道館でのライブも2012年に実現させている。
今や国民的人気スターへと成長し、日本のアイドル界のみならず、音楽業界も背負うほどの人気者になっている2組。先輩ライバルのモー娘。も含め、彼女たちの活躍はまだまだ続いていきそうだ。
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