トム・クルーズが主演最新作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のプロモーションのために5月28日、時差を利用しながら1日で3ヵ国3都市を回るという前代未聞のワールドプレミアに挑戦した。
新作公開の度に趣向を凝らしたワールドツアーを敢行するトムが、今回訪れたのは、ロンドン、パリ、ニューヨークの3都市。共演者で本作の重要な鍵を握るリタ役を演じたエミリー・ブラント(『プラダを着た悪魔』)と『ボーン・アイデンティティー』『Mr.& Mrs. スミス』のダグ・リーマン監督が同行し、本作の原作者である桜坂洋氏もロンドンのレッドカーペットに登場した。
ロンドンのプレミアが始まったのは現地時間7時。「タイム・ループの1日ですね!」と聞かれたトムは「そうだよ、3つの国のプレミアに出席するんだ。ロンドン、パリ、そしてニューヨークとね」と回答。「今までにないヒーロー像を演じた感想を聞かれると「とても楽しかったよ」と答えた。
続いて訪れたのはパリ。現地時間13時にプレミアがスタートした。早朝からロンドンでプレミアを行った感想を問われると、「楽しかったよ。とても。(今日のプレミアは)ずっと長い間温めてきた企画なんだ。リピートするアイデアが映画のコンセプトと同じで、ロンドン、パリ、そしてニューヨークを訪れる、とってもエキサイティングだ」と、このプレミアへの思いを吐露。
次に訪れるニューヨークに関して聞かれると、「みなさんの反応がとてもいいね、映画のできもとてもいいと言ってくれている。実はこの映画、製作に3年間もかけてきたんだ。だからこうして、みなさんと同じ喜びを共有できる機会を持てて、とてもハッピーだよ」と話した。
最後に訪れたニューヨークでは、現地時間22時とプレミア開始は遅い時間にスタート。3ヵ国でのプレミアを終えて今どんな気持ちかという質問に「ついに終わったよ。3ヵ国とも、とてもよかったけど、とても長い1日だった」と無事終了したことに安堵と興奮の入り交じった表情を浮かべると、日本へのプレミアツアーに向けて「日本に行って、日本のファンのみなさんにお会いするのが待ちきれないよ」と笑顔を浮かべていた。
同作は桜坂洋氏の近未来小説を映画化した作品。侵略者から熾烈な襲撃を受け、人類の軍事力では、その攻撃に耐えうる術がないなか、決死の任務につくことになったトム扮するウィリアム・ケイジ少佐が一矢も報いることもなく戦死してしまうが、次の瞬間に生き返り、やがて自分が戦っては死んでいくという不可思議なタイムループの世界に囚われていることを知っていくというもの。
今回のプレミアは、この「生き返っては死んでいく」というループに関連したもので、6月28日に予定されている来日キャンペーンでは、1日で東京→福岡→大阪→東京を回る“ループ・キャンペーン”に挑戦。翌27日に東京で記者会見を行う予定となっている。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は7月4日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。
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