1人の女子高生の失踪劇を、鬼才・中島哲也監督が描いた『渇き。』。過激すぎる内容が話題を呼んでいるこのR15作品に「ひと言もの申したい!」と訴え出たデヴィ夫人が、女子高生限定試写会に登場。ヒロイン役の小松菜奈を交え、白熱トークを繰り広げた。
映画について、「映像や音楽的には非常にお上手で、感心いたしました。1つひとつのシーンからは監督が撮りたかったんだろうという気迫を感じました」と一応褒めつつも、内容については「ちんぷんかんぷんでした! この映画の目的や訴えたいことは全く理解できなかった。私にとってはありえない映画でした」とバッサリ。「大ショックを受けたい人はぜひご覧になったらよいんじゃないかしら」と、アトラクション感覚で見ることをすすめていた。
その後、女子高生からの人生相談などに答えたデヴィ夫人。「学校でメイクをしちゃダメとか規則が厳しくて嫌!」という声には、「人間は社会の一員、組織のなかの1人だということを学ぶために規則は必要。そもそも若いうちはそのままでキレイなんだからお化粧なんていらないわよ」と回答。
さらに、二股交際がしてみたいという女子高生を、「二股しようが三股しようが結構だと思いますが、『この人だ!』と決めた方がいるのにその方を裏切ってそういうことをするのは、それは罪です!」と真っ当な意見で戒める場面も。
歩きたばこをしたりすぐに暴力に訴えようとする大人たちへの苦情については、「ダメな大人が増えていますね」とうなずき、「この前の(野次が問題になった)都議なんて本当に最低! 政治家がもっとしっかりして、みんなが自信と誇りを持てるようにしなくては。勉強を教えるだけでなく、礼儀やマナーの教育が大事です」と訴えた。
またデヴィ夫人は、成績優秀、容姿端麗ながらも裏の一面を持つヒロインを演じた小松の演技を絶賛。そんな小松は「いろいろな層の方に観てほしいですが、特に今日来てくださったような同世代の方に見てもらって、今までにない新しい衝撃を受けてほしいです」と映画をアピールしていた。
『渇き。』は6月27日より全国公開される。
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