枕営業は無意味。歌姫ラナ・デル・レイが実体験をもとに業界人たちとの関係を告白
大ヒット中の『マレフィセント』でエンディング・テーマ「いつか夢で」を歌っているラナ・デル・レイ。キム・カーダシアンとカニエ・ウエストの結婚式でも花嫁へのサプライズ・ゲストとして登場し歌声を披露するなど、セレブにも大人気の押しも押されぬ大スターだが、彼女が雑誌インタビューで、駆け出しの頃に業界の男性たちと関係を持ったことを告白した。
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自身のニュー・アルバム「ウルトラヴァイオレンス」に収まれた1曲「F__ucked My Way Up to The Top(トップになるために我が道を台なしにした)」について、「これは解説なの。あなたが私のことをどう思ってるか知ってるわ、ということよ。私はたくさんの業界人と寝たけど、誰ひとり、私がレコード契約を結ぶ助けにはならなかったわ。それが嫌なのよ」と語った。
この発言からは、ラナが嫌だったのは、関係を持った男性が彼女を助けてくれなかったことなのか、それとも成功するために性を利用したと思われていることなのかは、はっきりわからない。
現在ラナは28歳。18歳から歌手を目指したが、レコード契約にこぎつけたのは3年前。25歳を過ぎて大ブレイクを果たすまでは決して短い時間ではないことからも、いわゆる“枕営業”は効き目がなく、地道な努力と実力が最終的には物を言うという実例そのものだが、だからこそ余計に、心ないうわさに苛立つのかも。
売れるために女の武器を使うというのは、洋の東西を問わず、エンターテインメント業界では常套手段とまことしやかに言われているが、たまに聞こえてくるのは結局、芽が出ないまま夢をあきらめた女性たちの告発ばかり。大成功を収めた女性たちは、その真偽について語ろうとすることはない。
これまでも、インタビューで「死に憧れる」と語ったり、物議を醸してきたラナ。今回は、音楽業界の暗部を暴露する爆弾発言だが、全世界で数百万枚のアルバム・セールスを記録するスターの言葉には説得力がある。かつてのラナと同じように成功を夢見る若い女性たちが行動するとき、いい意味で指針になる至言とも言えそうだ。
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