染谷将太と前田敦子共演の『さよなら歌舞伎町』がトロントと釜山、2つの映画祭に出品!

『さよなら歌舞伎町』メイキング写真。染谷将太(左)と廣木隆一監督(右)
(C)2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会 
『さよなら歌舞伎町』メイキング写真。染谷将太(左)と廣木隆一監督(右)
(C)2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会 

廣木隆一が監督し、染谷将太と前田敦子の共演も話題の『さよなら歌舞伎町』が、現地時間9月4日から14日まで開催される第39回トロント国際映画祭「Contemporary World Cinema」部門に正式出品されることがわかった。

染谷将太と前田敦子がR15+の歌舞伎町を舞台にした群像劇で初共演!

同部門のコンセプトは、最も今日的な社会、政治、経済的な側面を持つストーリーと共に、観客にエモーショナルかつ知的な刺激をもたらすとなっている。

トロント国際映画祭プログラマーのGiovanna FULVI(ジョバンナ・フルヴィ)は、本作の選定理由について「今季有数の日本映画といえる『さよなら歌舞伎町』で、廣木隆一監督は様々な人物が交錯する、あるラブホテルでの24時間を赤裸々に描いています。この特異な施設に出入りする、それぞれのキャラクターの内面を、深い想いを込めて繊細に描き、あたたかくも洞察力のある作品へと仕立てています。国際的な成功を収めた『ヴァイブレータ』からあまたの時を経て、今年トロントで本作品のワールドプレミアをさせていただけることをとても嬉しく、光栄に思います」とコメント。

また、アジア最大級の映画祭で、10月2日から10月11日まで開催される第19回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門にも正式出品が決定。同部門は、様々な映像表現や独自の視点を持つ才能豊かなアジアの映画監督たちの最新作を紹介する部門で、昨年は、是枝裕和監督の『そして父になる』、山下敦弘監督の『もらとりあむタマ子』などが出品されている。

両映画祭への出品が決まったことについて廣木監督は「日本特有のラブホテルで繰り広げられるやりとりにどんな反応なのか楽しみです。笑えるシチュエーションでもあり本音も聞こえる映画になってると思うので楽しみです」とコメント。

染谷は「もちろん文化も違う題材をみてくださる面白みもあるとは思うのですが、人間の腹の底はあんま変わらないというところをその違いから解釈できる映画だと思っています。映画祭でみてくださる方々が喜んでいただけたらとても幸いですと話している。

本作は、染谷と前田が演じる不器用で愛おしい倦怠期の同棲カップルを軸に、新宿・歌舞伎町のラブホテルで交錯する男女5組のある1日を切り取った群像劇。2015年1月よりテアトル新宿ほかにて全国公開となる。

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