CRUNCHERS株式会社(所在地:東京都江東区、代表取締役CEO:石井大地)が9月9日、映画のヒット要因分析と収益予測を可能にする世界初の興行収入シミュレーターを開発したと発表した。
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このシミュレーターは、メディアによる広告・広報などの事前プロモーション効果、消費者間の口コミ、休祝日による需要押し上げ効果といった要因をパラメーターに持つ、独自の計算モデルに基づくもの。判明している興行収入データから作品のヒット要因を定量的に把握することができるほか、これから公開する映画についての興行収入を週ごとの収益の推移として予測することができるという。
同社の調べによると、実用目的に適う映画興行収入のシミュレーターが開発されたのは世界で初めて。
これまで、映画がヒットする原因を定量的に把握することは不可能に近く、そのことが映画の制作やマーケティングにおける意志決定を困難なものとしていた。今回開発された興行収入シミュレーターを用いれば、様々な条件のもとで興行収益がどのように変化するかを予測でき、映画興行から得られるリターンを定量的に記述できるようになる。これは、映画制作に出資する企業、映画製作に携わるプロダクション、そして映画館を運営する興行会社にとって、ビジネス効率を飛躍的に高める可能性を秘めているという。
なお、CRUNCHERSは「ビジネスインテリジェンス事業」「インターネットメディア事業」「出版、映像等のコンテンツプロデュース事業」などを行う会社で2013年7月19日に設立。
代表取締役CEOをつとめる石井大地氏は、2011年に「クリスタル・ヴァリーに降りそそぐ灰」で第48回文藝賞(河出書房新社主催)を受賞し、筆名・今村友紀名義で小説家としても活躍している。
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