市川由衣「ボロボロになるくらい全身全霊をかけた」と感無量!

市川由衣
市川由衣
市川由衣
左から安藤尋監督、市川由衣、池松壮亮
市川由衣
市川由衣
市川由衣
池松壮亮
安藤尋監督
池松壮亮
市川由衣
市川由衣
市川由衣

9月13日に映画『海を感じる時』の初日舞台挨拶がテアトル新宿にて行われ、主演の市川由衣、池松壮亮、安藤尋監督が登壇した。市川は「女優をはじめて15年が経ちますが、自分自身大好きだと思える役、作品に出会えて幸せです」と目を潤ませながら語った。

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本作は、作家・中沢けいのデビュー作を映画化した作品。愛を知らない少女が、ある男性との出会いをきっかけに、大人の女性へと成長していく姿を、激しい愛の形とともに描いた純愛物語だ。

純白のワンピースで登場した市川は、初回から立ち見客でいっぱいになるほどの盛況ぶりに「覚悟が必要な役でしたが、こうして大勢のお客さんに見ていただけたと思うと、やって良かったと思います」と体当たりで挑んだ本作への思いを語った。

そんな市川に、相手役の池松は「台本を読んだ時、(恵美子という役を)誰が引き受けるんだろうと思っていたのですが、市川さんがやると言ってくださって作品が完成しました。現場でも、作品にすべてを捧げようという気持が伝わってきました」と賞賛する。

クランクイン1週間前にインフルエンザにかかってしまったという市川。そのため2人の初顔合わせが、全裸での撮影シーンだったことを明かすと「池松さんには見せられないものはなかったので、ぶつかっていけました」と照れ笑い。さらに「池松さんが洋を演じてくれたので、彼(洋)を好きな理由を見つけることができました」と感謝を述べていた。

「クランクアップの瞬間は泣いてしまいました。この映画に出演すると決めた時、ボロボロになるくらい全身全霊をかけてやろうと思っていたので、自分自身でそれができたのかなって思えてよかったです」と市川。登壇時、不安そうだった表情は、最後には晴ればれたとした笑顔になっていた。

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